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更新:2023年11月15日
花粉やウイルス対策として、空気清浄機は快適な空間づくりの強い味方です。
実は、空気清浄機は定期的なお手入れがとても大切なのです。
空気清浄機の掃除を怠ると、性能の低下だけでなく、汚れた空気を部屋に広げてしまう可能性もあります。
そのような事態を避けるため、空気清浄機の掃除方法や手順、掃除を楽にするポイントを詳しく紹介します。
しっかりと性能を発揮させるためにも、空気清浄機の掃除を定期的に行いましょう。
空気清浄機の役割は、空気中のホコリやアレルギーの原因物質、カビ、細菌、ウイルスなどを取り除き、生活空間に清潔な空気を供給することです。しかし、日頃のお手入れを怠ると、さまざまなトラブルが発生する可能性があります。
ここでは、空気清浄機の掃除が必要な理由を解説します。
空気清浄機のフィルターは、使用するうちに汚れてきます。フィルターが汚れたまま空気清浄機を使い続けると、空気の浄化能力が低下して本来の性能を発揮できなくなります。
フィルターが汚れて目詰まりを起こすと、空気清浄機にかかる負荷が大きくなり故障の原因になる可能性があります。
また加湿機能が付いている場合、加湿フィルターや加湿トレーなどの汚れにも注意が必要です。水を使用するため水アカやヌメリ、カビが発生しやすく、これらの汚れが蓄積することで、故障リスクが高くなります。
空気清浄機のフィルターや本体内部に汚れが蓄積すると、空気を効率よく取り込めずに消費電力が増える可能性があります。空気清浄機の定期的な掃除は、機器の効率的な動作を保ち、無駄な電気代を減らすためにも必要です。
空気清浄機のパーツや本体にたまった汚れやカビは、不快なニオイの原因となる場合があります。ニオイの発生を防ぐためにも、空気清浄機の定期的な掃除は欠かせません。
フィルターにホコリやカビがたまった状態で空気清浄機を使用すると、これらの汚れが室内にまき散らされ、健康被害につながるおそれがあります。定期的な掃除とフィルター交換は、室内の空気を清潔に保ち、健康を守るためにも大切です。
ホコリや花粉など、空気中の汚れを吸い込んで除去する空気清浄機は、掃除しなければパーツや本体も汚れていきます。空気清浄機の性能を維持するためには、定期的な掃除が不可欠です。
【掃除頻度の目安】
【準備するもの】
安全のために、掃除を始める前に空気清浄機の電源を切り、コンセントからプラグを抜いてください。
タオルや、静電気でホコリを吸着するクロスなどのやわらかい布で、本体表面や空気が通る吸込口・吹出口を丁寧に拭きます。
空気清浄機の多くは、前面のパネルやカバーを取り外せるようになっています。取扱説明書にしたがってパネルやカバーを外し、やわらかい布でホコリや汚れを拭き取りましょう。
乾拭きでは落ちない汚れや、特に汚れが気になる部分は、水で薄めた中性洗剤を使って拭き取ります。
洗剤を使ったあとは、必ず固く絞った布でしっかりと水拭きをしてください。最後に乾いた布で乾拭きをして仕上げます。
空気清浄機のパーツのなかでも、特に汚れやすいのが空気中のホコリやチリなどをキャッチする役目を果たすフィルターです。
フィルターにはいくつかの種類があり、それぞれ役割が異なります。水洗いできるものとできないものがあるので、掃除するときは必ず取扱説明書に記載されている掃除方法を確認してください。
空気清浄機の一番手前に設置されているプレフィルターは、大きなホコリや髪の毛などのゴミをキャッチする役目をもちます。多くの機種で水洗いが可能です。
掃除機でホコリなどのゴミを取り除いてから、水洗いしてください。汚れがひどい場合は、中性洗剤と歯ブラシを使って優しく汚れを取り除きましょう。
洗ったあとは、しっかりと乾燥させてから本体に取り付けてください。乾燥が不十分な状態で本体に戻すと、カビやニオイの原因になる可能性があります。
集塵フィルターは、花粉や細かなホコリ、ウイルスなど、空気中に漂う微細な粒子をキャッチする高性能なエアフィルターです。
ほとんどの機種で集塵フィルターの水洗いは不可とされています。
表面に付着しているホコリなどを掃除機で取り除くか、メーカーの推奨する交換時期に合わせて定期的に交換してください。
脱臭フィルターの役割は、活性炭のはたらきによりニオイの原因になる物質を吸着することです。
洗えるタイプもありますが、ほとんどの機種は交換するタイプの脱臭フィルターを使用しています。
表面のホコリは掃除機で取り除き、吸着力が低下したらメーカーが推奨する交換時期に従い、新しいものに交換しましょう。
一部の空気清浄機には、空気の状態を検知するセンサーが搭載されています。センサー部分もホコリがたまりやすい場所です。定期的にやわらかい布で軽く拭いてホコリを取り除きましょう。
水を使用する加湿機能付きの空気清浄機は、水アカやヌメリ、カビの発生に注意が必要です。
前述の掃除にプラスして、加湿タンクや加湿フィルターなどのパーツも定期的な掃除を行い、清潔な状態を保ちましょう。
【掃除頻度の目安】
【準備するもの】
通常のお手入れは水洗いでOKです。水アカなどの汚れが気になる場合は、ぬるま湯か水にクエン酸を溶かし、漬け置き洗いをしてください。
加湿タンクは使用するたびに水を交換し、定期的に洗浄します。中性洗剤と少量の水を入れてフタを閉め、シャカシャカと振り洗いをしてください。
タンク内部のヌメリが気になるときは、スポンジなどを使ってこすり落としましょう。フタの凹凸部分は歯ブラシなどを使って汚れを落とします。
水アカで汚れている場合は、クエン酸を使い漬け置き洗いをすると効果的です。
加湿トレーも水で洗い、細かい部分は歯ブラシを使って汚れをこすり落としてください。カビやヌメリが気になる場合は、中性洗剤やクエン酸を使って念入りに掃除しましょう。
水アカは水道水に含まれるミネラル分が結晶化したアルカリ性の汚れです。酸性の性質をもつクエン酸を使うことで、水アカを浮き上がらせ、落としやすくする効果があります。
食品にも含まれるクエン酸の成分は、天然素材由来なので人体に害を与える心配はありません。空気清浄機の掃除に使っても安心です。
ただし、パーツによってはクエン酸が使えない場合もあります。必ず取扱説明書でクエン酸を使用した掃除が可能かどうか確認してください。
また、クエン酸を使って掃除するときは、肌荒れを防ぐためにゴム手袋の着用をオススメします。
加湿機能を使用しない時期は、各パーツをキレイに洗い、十分に乾燥させてから本体に戻してください。水分が残っている状態で放置すると、水アカやカビ、雑菌などが繁殖する可能性があります。
毎日のちょっとした心がけで、空気清浄機の汚れを抑え、お手入れを楽にできます。
ここで紹介しているポイントをチェックして、空気清浄機を清潔に保ちましょう。
給水タンクに水を入れっぱなしにしていると、臭いニオイの原因となるカビや細菌が繁殖しやすくなります。
給水タンクの水は、1日1回は必ず交換しましょう。頻繁に水を交換することで、カビや細菌の繁殖を防ぐことができます。
空気清浄機の役割は室内の空気を清潔に保つことですが、部屋自体が汚れていると空気清浄機にも汚れがたまりやすくなります。
定期的に部屋を掃除して、空気清浄機が吸い込むホコリやチリを減らしましょう。
適度な換気で新鮮な空気を室内に取り入れることも、空気清浄機の汚れを防止するのに効果があります。
ハウスクリーニングのプロ・おそうじ本舗では、空気清浄機のクリーニングサービスも提供しています。
空気清浄機の各パーツを分解してすみずみまで洗浄するので、ご家庭ではお手入れが難しい部分もキレイに掃除することが可能です。
それぞれの汚れや素材に対応した安全性の高いオリジナル洗剤を使い、フィルターに蓄積した汚れや、白く固まってしまった加湿タンク・トレーの水アカ、カビなども、徹底的に取り除きます。
仕上げにカビや菌の繁殖を抑制する防カビチタンコーティング(※)を塗布することで、キレイな状態を長持ちさせることが可能です。
オプションの「完全分解洗浄」サービスも利用すれば、本体内部に設置されている空気を吸い込むためのファン部分まで丁寧に分解してしっかりと洗浄します。
空気清浄機の汚れや性能の低下が気になる場合は、ぜひ空気清浄機クリーニングとあわせて「完全分解洗浄」をご利用ください。
(※)全てのカビや菌を抑制するものではありません
おそうじ本舗の空気清浄機クリーニングは、空気清浄機内部に蓄積されたホコリ・カビ・水アカ・汚れなどを、オリジナル洗剤でキレイにします。さらに完全分解洗浄なら、分解しないと掃除できないファンまでも分解して隅々まで徹底的に洗浄します。
おそうじ本舗の空気清浄機クリーニングは、空気清浄機内部に蓄積されたホコリ・カビ・水アカ・汚れなどを、オリジナル洗剤でキレイにします。さらに完全分解洗浄なら、分解しないと掃除できないファンまでも分解して隅々まで徹底的に洗浄します。