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2013年10月25日
今年もまた、年末の恒例行事「大掃除」シーズンがやってきます。12月13日は「大掃除の日」で、13日から31日までの間にお家の大掃除を行う人が大多数です。
長谷川ホールディングス株式会社(本社・東京都豊島区、社長・長谷川芳博)傘下の長谷川興産株式会社(本社・東京都豊島区、社長・肥後宏治)が展開する2つの事業、全国1200店舗の掃除代行サービス『おそうじ本舗』と、家事代行や暮らしのお困りごとを解決する生活支援サービス『マイ暮らす』から、これまで培ってきた掃除や整理・収納のノウハウを活かし、ご家庭でも実践できるプロのコツとして「掃除の裏技」「整理・収納の裏技」をそれぞれ5点ずつご紹介いたします。
おそうじ本舗からの「掃除の裏技」は概ね、下記の5つが挙げられます。
また、お掃除と同時に行いたいのが家の「整理・収納」です。マイ暮らすからの「整理・収納の裏技」は、下記の5つが挙げられます。
効率の良いおそうじの順序は「上から下へ」「奥から手前へ」が基本です。具体的には天井のホコリ落とし→棚やテーブル→床の順番で、基本手順は乾いたホコリ・汚れとり→洗剤拭き→水拭き→乾拭きです。
家全体のおそうじ箇所で考えた場合は、寝室→リビング→玄関と、室内の閉鎖された空間からオープンな空間へとおそうじすると、最後に残ったホコリが行き場に困らずに済みます。
汚れを素早く落としたいからといって、全ての汚れに同じ強い洗剤を使用するのは、おそうじ箇所を傷めてしまいますし、手荒れの原因になります。基本的に、軽い汚れなら中性洗剤や水拭きで十分です。手強い汚れの場合は、その汚れにあった性質の洗剤を使うのが効果的です。
換気扇&ガスレンジの手強い油汚れは、外せる部分をつけ置き洗いすると、ラクに落とせるようになります。
外せるパーツを全て外してゴミ袋に入れて、油汚れ用洗剤をまんべんなく吹き付けてから、袋にぬるま湯をパーツが浸かるまで入れ、口を輪ゴムでしっかり留めてつけ置きします。その間に、外せない部分に油汚れ用洗剤を吹き付けて、スポンジでこすり洗いします。仕上げは水拭きと乾拭きを。
最後に、つけ置きしているゴミ袋のゴムで留めた部分をハサミで切って、中のお湯を捨てます。あとはつけ置きしたパーツを取り出し、スポンジでこすります。落としにくい汚れには、さらに洗剤を吹き付けてこすりましょう。水でゆすいだら、仕上げに乾拭きをしてください。
換気扇&ガスレンジのおそうじでシンクを使った後は、シンク&蛇口のおそうじをしましょう。
まず、蛇口とシンクを洗剤とスポンジでこすり洗いしてから、排水口のでこぼこした細かい部分を古歯ブラシでおそうじをします。
最後に全体を水拭きと乾拭きで仕上げます。
酢水を十分に含ませ1分間程温め、蒸気で緩んだ汚れを、お酢の消臭・除菌力を利用して拭きあげます。身近な調味料を使って安全なおそうじが出来ます。
カビや水アカなど手強い汚れが多いお風呂場。カビ取り剤は石鹸カスや皮脂汚れを落としてから塗布しないと効果が出にくいので注意してください。
お風呂場の壁・天井に熱めのお湯をシャワーでかけた後、フローリングワイパーにぞうきんを装着して壁の高いところと天井をおそうじします。また、スポンジに洗剤をつけて、壁全体、バスタブ、棚板などをおそうじします。
小物、床をスポンジや洗剤、ブラシでおそうじし、シャワーを使って、壁→床→小物類→バスタブの順で洗剤を落としていきます。カビ取りの際は、先にカビの生えている場所に水をかけブラシ等でこすり、簡単に落ちるカビを先に取り除きます。それでも残った強いカビは、カビ取り剤を吹き付けた上に、ラップでパックをします。 10 分程おいてから古歯ブラシでこすります。カビ取り後は念入りにシャワーですすぎましょう。
カビ取り剤は使用上の注意を読んで、メガネとマスクを着用の上、換気をして使用しましょう。
最後に排水口、蛇口をスポンジや洗剤、ブラシ等でおそうじし、仕上げにフローリングワイパーにタオルを装着して天井・壁を乾拭きして、換気をします。
おそうじの手順の基本は内→外ですが、汚れの多い外を先におそうじした方が、汚れの状況がわかりやすくなります。
カーテンレールとサッシのホコリを掃除機で吸い取った後、網戸の裏に新聞紙をセロハンテープで貼って掃除機をかけ、ホコリを取ります。次に水で濡らしてゆるめに絞ったぞうきん2枚で網戸を挟みながら拭きます。
泥や排気ガス汚れが多い外側は水拭き→洗剤拭き→乾拭きを。油やヤニ汚れが多い内側は洗剤拭き→乾拭きを。
サッシのお掃除は、キッチンペーパーを巻きつけた竹串で隅にたまった汚れを掻き出します。その後、スポンジで擦って、雑巾で仕上げ拭きをします。
整理されていない状態とは、必要な物と不必要な物が混在している状態です。まずは不必要なものを取り除き、必要な物だけを収納できるように準備をします。仕分けする際は、『いるもの』、『いらないもの』、『後で見直すもの』の3つの箱に分け、『後で見直すもの』は、いつか使うかもしれないからと取っておくのではなく、今本当に必要かどうかを判断し仕分けをします。
キッチンの収納は、調理作業の流れにあうようにレイアウトする必要があります。使用頻度の高い調味料やキッチン用具、食器類は使いやすい位置に収納するのがポイントです。また、キッチンは調理によって油が跳ねたり、調味料がこぼれたりなど汚れやすい場所なので、掃除がしやすいようにガスレンジ・クッキングヒーターのまわりはなるべく物を減らすようにします。
リビングは、お客様を通す場でもあるので、常に整った状態を保たなければいけません。一方で、全てのものが見えなくなるように収納してしまうと殺風景になり、生活のにおいがなくなります。一般的な「隠す収納」と「見せる収納」の2つを使い分けて収納します。リビングは、ソファなどの飾る要素のものが多いため、まずは隠したい物を考えてから、見せたい物の収納を考えましょう。
洗面所は、石けん、歯ブラシ、タオル、髭剃り、ブラシ、ヘアケアグッズ、シャンプーのストックなど様々なものがあります。水をよく使い、しかも浴室と隣接しているため、湿気がこもりやすくカビが生えやすい場所と言えます。収納スペースが無い場合は、市販の収納グッズを使って吊るす方法が好ましいです。毎日使うヘアドライヤー、髭剃り、ヘアケアグッズ、髪留めなどは洗面台下ではなく取り出しやすい場所に収納し、洗濯用洗剤や掃除用洗剤・掃除用品、シャンプーのストック、詰め替え洗剤など使用頻度が低いものは洗面所下に収納します。
子ども部屋は、使い勝手も重要ですが、安全性も考えた収納が必要です。倒れやすい物や、重い物を高い場所に置くと安定せず、地震の時に落下する危険があるので、扉つきの棚にしまうか、別の部屋に収納します。子どもが取り出しやすい場所に危険なものがないようにしましょう。
また、できる限り子どもが自分でお片づけできるような工夫をすれば楽にきれいな状態を保つことができます。収納グッズは子どもにあわせたものを選びます。細かい仕分けルールを作ると子どもにとって片づけが難しくなるので、子どもの年齢や成長にあわせて、収納場所はざっくりおおまかに分けるようにします。例えば、お絵かき用のクレヨンや色鉛筆は引き出しに、よく遊ぶミニカーとブロックは青色のボックスに、その他のおもちゃは全て大きなカゴになど、子どもでも分かるように片づける場所を決めます。また、収納グッズに、関連するシール(文房具は鉛筆のシール、ミニカーは車のシールなど)を貼れば、子どもに片づけを教えやすく、子どもにも分かり覚えやすくなります。
押し入れは、奥行きもありたくさん収納できるゆえに、物を管理するのが難しい収納スペースです。閉じたままにしておくことも多く、湿気がたまりやすい場所でもあります。物をぎゅうぎゅうに詰め込んでしまうと更に通気性が悪くなり、カビが発生したり、また、防虫剤も効きにくくなるため、大事な服が虫に食われてしまうということになりかねません。ある程度隙間をつくり余裕をもって収納することがポイントです。カラーボックスや収納ケースはキャスター付きのものを選べば、縦に入れることができ、押し入れの奥まで使えます。クローゼットは、ハンガーがけする物は服の向きを同じに揃え、長さ別に分けます。そうすれば、クローゼット下部にまとまったスペースができるので、衣装ケースやカラーボックスなどを置けば収納スペースとして有効活用できます。