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おそうじ本舗の暮らしのガイド
カビが発生する要因は「栄養」「水分」「温度」あと1つは?
カビは悪臭を放ったり景観を悪くするだけでなく、人体に悪影響を与えることがあります。単にカビが発生しただけと考えていると、病気になってしまう場合もあります。カビが原因で引き起こされる症状で最も多いのは、アレルギー症状です。空気中に浮遊しているカビの胞子や代謝物が体内に入ることで、アレルギー体質(アトピーや喘息)になってしまう可能性があります。
また、気管支炎や肺炎を引き起こすことも。カビの種類や原因などをしっかり理解して対策をきちんと行い、健康的な生活を送りましょう。
【目次】
カビの種類・要因と発生を防ぐための対策
カビは大きく分けると、「糸状菌」「きのこ菌」「酵母菌」の3つに大別できます。この3種類のカビのうち、人体に悪影響を及ぼし、予防や対策が必要なカビは「糸状菌」です。カビが発生する要因には、「栄養」「水分」「温度」「酸素」などがあります。そのうち、どれか1つでも抑えることができれば、発生をしっかり防げます。
食品、ホコリ、髪の毛、石鹸カス、シャンプー、人のアカなど、有機物質はカビの栄養になりますので、こまめなお掃除を心がけましょう。また、カビは湿度60%以下になると発育が難しくなります。日頃から除湿や換気に気を付けて、室内の湿度を50%程度に抑えるようにしましょう。
カビ取りには、塩素系漂白剤が効果的です。塩素系漂白剤には、カビやカビの色素を分解・漂白する作用、カビを消毒・殺菌する作用があります。また、消毒用エタノールでカビを拭き取れば、エタノールの殺菌作用で死滅させることができます。
カビ臭さを取り除くには、炭(備長炭)を置いておくのが効果的です。また、緑茶の出がらしの葉を乾燥させて、ストッキングなどに入れてニオイの気になる場所へ置いておくのも脱臭に効果があります。
※濡れたままだとカビが発生してしまうので、しっかり乾燥させましょう。
各場所のカビを抑える方法
部屋のカビ対策
部屋に湿気がこもるとカビの元になり、快適な生活の妨げとなりますので、日頃から湿気対策を行っておくことが重要です。天気の良い日は、窓を開けて換気をすることで通気性を良くして、空気の通り道を作ります。また、家具を壁に密着させて置かないことも大切です。家具と壁の間は、基本的に10cm以上の隙間を作っておくようにしましょう。
浴室のカビ対策
浴室は高温多湿なため、カビが繁殖するには非常に条件の良い場所です。カビを発生・繁殖させないためにも、湿気がこもらないよう日頃から換気扇を回すなど、換気に気を付けましょう。また、お風呂上がりに冷水のシャワーを浴室内にかけておくと、室温を下げることができ、カビ予防に役立ちます。シャワーの後には、水分を取り除くために雑巾などで水滴を拭き取りましょう。
タイルやゴムパッキンに生えてしまったカビには、キッチンペーパーをあてた上からカビ取り剤をスプレーして、10分程おきましょう。素材によっては変色することもあるので、隅の方で試してから行いましょう。
キッチンのカビ対策
キッチンは、料理などで水や火を使って高温多湿になりやすいので、カビが発生しやすい場所の1つです。シンクの三角コーナーは、スプレー式のカビ取り剤をかけて数十分放置して、最後にクレンザーで磨くと、カビがキレイに取れます。
シンクの下は、食べ物のカスが入り込んだり湿気が溜まりやすい場所なので、知らないうちにカビが生えているかもしれません。カビが生えたら、手袋をしてエタノールを染み込ませた布で拭きましょう。汚れの洗浄と殺菌を同時に行えます。
その後、水拭きとから拭きを行えば、カビ臭さを抑えることができます。中を十分乾燥させてから新聞紙を底に敷いて調味料などの液垂れを防ぎ、キレイな状態を保ちましょう。
靴のカビ対策
汗や雨などで濡れたままの靴を下駄箱にしまっておくと、湿度が高くなることでカビができやすくなります。外から家の中に入る際は汚れなどを落とし、いきなり下駄箱にしまわず、しっかり乾燥させてからしまいましょう。重曹を小さな箱やコップに入れて下駄箱に入れておくと、重曹の除湿・消臭効果で爽やかな玄関になります。
畳のカビ対策
畳にカビが生える原因は、換気不足と湿度の上昇です。取り除くには、天気の良い日に窓を開け放ち、室内と畳を乾燥させます。ドライヤーや扇風機を使ってカビを完全に乾かしたら、畳の目に沿って掃除機でゆっくりと吸い取ります。次に、エタノールを布に含ませて固く絞り、優しくまんべんなく畳を拭き取ります。拭き残しがあると、そこから再びカビが発生するので入念に行いましょう。
布団のカビ対策
日々の睡眠に使う布団は、汗や体温で高温多湿になりやすく、カビが発生しやすい状況になりがちです。そのため、布団は敷きっぱなしにしないで、押入れにしまう場合はすのこを置き、湿気がこもらないようにすることが大切です。
また、天日干しをして乾燥させましょう。布団を干すのは午前10時頃~午後2時頃までが最適です。それでもカビが発生してしまった場合には、布団クリーニングの業者に相談することをオススメします。
床のカビ対策
フローリングの床は、カーペットなどと比べてカビが発生しにくい特徴があります。しかし、フローリングの上にマットやラグ、ゴザ、家具などを敷いたままや置いたままにしておくと、カビが発生する場合もあります。対策としては、フローリングとマットなどとの間に防湿シートを敷いて、湿気を防ぐようにしましょう。定期的にフローリングの床にワックスがけをすることも、カビ対策になります。
収納BOXのカビ対策
収納BOXに衣類などを収納する際、湿気対策をきちんとしておかないと、大事な衣類がカビだらけ……なんて可能性があります。そこで、衣類は風通しの良い場所に干して湿気を取ってから収納すると、カビの予防に効果的です。収納BOXには、湿気取り剤や湿気取りシートなどを一緒に入れて、湿気対策をしましょう。
エアコンのカビ対策
エアコンを久々に起動したとき、独特のカビっぽいニオイがしたら、内部でカビが繁殖している可能性があります。このまま放置をしておくと、非常に不衛生なだけでなく、アレルギー体質の場合、喘息などの症状を発生させる原因になる場合もあります。そのため、エアコンのフィルターは定期的にお掃除しましょう。
お掃除する際は、汚れを落とさないようにそっとフィルターを外し、そのまま新聞紙の上などに置いて表面を掃除機がけしましょう。裏面は、フィルターをそのままひっくり返すのではなく、フィルターを立てた状態で掃除機の吸入口を上下させて波を描くようにかけると、汚れが取れやすくなります。
洗濯機のカビ対策
洗濯機の内部は高温多湿で、洗剤のカスや汚れなどが溜まりやすいので、カビが発生する条件を満たしています。洗濯する際は洗濯量に合った量の洗剤を入れて、残さないようキレイに溶かして使いましょう。洗濯機を使わないときは、蓋を開けて乾燥させておくことも大切です。蓋を開けてカビのニオイがしたら、ハウスクリーニング業者に相談してみることもオススメです。
洗面所のカビ対策
洗面所などの水まわりは排水管があるため、特に湿気が溜まりやすい場所です。湿気対策としては、水分を極力なくすことが大切です。そのため、濡れた場所はこまめに拭き取り、換気することで乾燥した状態にしましょう。また、洗面台の下の扉や引き出しは閉め切ったままにせず、時々開けて換気を心がけてください。

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