家外のお掃除
ベランダ・バルコニーの掃除方法|マンションで水を使う際の注意点も紹介
ベランダやバルコニーは、洗濯物や布団を干したり、植物を育てたり、子どものちょっとした遊び場になったりと、日々の暮らしの中でよく使うスペースです。
屋外に面している場所とはいえ、家族が使うことも多いため、できるだけ清潔な状態を保ちたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、ベランダやバルコニーは雨風の影響を受けやすく、砂ぼこりや排気ガス、花粉、落ち葉などの汚れが少しずつたまっていきます。気づかないうちに床や手すりが黒ずんでしまうこともあり、放置するとコケやカビが発生したり、排水口がつまったりするおそれもあります。
この記事では、ベランダ・バルコニーの基本的な掃除方法に加え、マンションで水を使う際の注意点や、適切な掃除頻度の目安を解説します。自分では落としきれない頑固な汚れに対応できる、プロの高圧洗浄サービスについてもあわせて紹介します。

目 次
- ベランダ・バルコニーが汚れる主な原因
- ベランダ・バルコニーの掃除方法
- ベランダ・バルコニー掃除に必要な道具
- 1. ベランダに置いている物を移動する
- 2. ほうきで砂ぼこりやゴミを取り除く
- 3. 手すり・物干し竿・壁を拭く
- 4. 床をデッキブラシでこする
- 5. 排水口・溝を掃除する
- 6. 水分を拭き取り、乾かす
- ベランダ・バルコニー掃除でやってはいけないこと
- マンションのベランダ・バルコニーで水を使う際の注意点
- ベランダ・バルコニー掃除に高圧洗浄機は使える?
- ベランダ・バルコニー掃除のオススメ頻度
- 頑固な汚れはおそうじ本舗の「ベランダ・外回り高圧洗浄」
- まとめ|ベランダ・バルコニーはこまめな掃除で清潔に保とう
ベランダ・バルコニーが汚れる主な原因

ベランダやバルコニーは屋外に面しているため、砂ぼこりや花粉、排気ガス、落ち葉など、さまざまな汚れがたまりやすい場所です。
ここでは、掃除の前に知っておきたい主な汚れの原因を解説します。
砂ぼこり・土ぼこり
風によって運ばれてきた砂ぼこりや土ぼこりは、ベランダやバルコニーの床にたまりやすい汚れの代表格です。乾いた状態では気にならなくても、雨が降ると泥のようになり、床にこびりつくことがあります。
また、雨水と一緒に砂や泥が排水口周りへ流れると、水はけが悪くなってしまうこともあるため注意が必要です。
排気ガスや花粉による黒ずみ
交通量の多いエリアや道路に面した住まいでは、排気ガスを含んだ汚れが付着します。春先には花粉や黄砂も加わり、物干し竿や床、手すりなどにうっすらと積もることもあるでしょう。
こうした汚れは普段は目立ちにくいですが、時間がたつと黒ずんで見えるようになります。
落ち葉やゴミ
ベランダの隅や排水口周りにたまりやすいのが、風で飛んできた落ち葉や洗濯物から出る繊維クズのような、小さなゴミです。放置すると、雨水と一緒に流れ込み、排水口がつまる原因になります。
コケ・カビ・黒ずみ
風通しや日当たりの条件が悪いベランダやバルコニーでは、コケやカビが発生し、黒ずみが目立つことがあります。
特にコンクリート床やタイルの目地は汚れやすく、黒ずみが目につきやすい部分です。
鳥のフン
鳥のフンは、見た目を損なうだけでなく、乾くとこびりつき、掃除にも手間がかかる厄介な汚れです。
掃除するときは、素手で触れないよう注意が必要です。手袋やマスクを着けて、衛生面に気をつけながら処理してください。
ベランダ・バルコニーの掃除方法

ここでは、ベランダ・バルコニーの基本的な掃除の手順を紹介します。
ベランダ・バルコニー掃除に必要な道具
特別な道具をそろえなくても、家にある物で十分掃除ができます。
【用意する物】
- ほうき
- ちりとり
- 雑巾・古布
- デッキブラシ
- 中性洗剤
- ホースまたはバケツ・ペットボトル・じょうろなど
- ゴム手袋
- マスク
隣家との間隔が狭い住まいでは、ホースで大量の水を流すと迷惑になることがあります。バケツやペットボトル、じょうろを使い、少しずつ水を流すようにしてください。
また、掃除中は洗剤による手荒れや砂ぼこりの吸い込みを防ぐため、ゴム手袋やマスクを着用すると安心です。
1. ベランダに置いている物を移動する
掃除に取りかかる前に、ベランダやバルコニーに置いてある物を片付けておきます。植木鉢やサンダル、物干し台、収納ボックスといった動かせる物は、掃除の邪魔にならない場所に移動させましょう。
ただし、エアコンの室外機を無理に動かすのは避けてください。配管に負担がかかることで、冷媒ガスが漏れたり故障したりするおそれがあります。
2. ほうきで砂ぼこりやゴミを取り除く
床にたまった砂ぼこりや落ち葉、細かなゴミは、ほうきとちりとりで集めて取り除きます。水を使う前に乾いた汚れを取り除いておくと、泥汚れが広がるのを防げます。
このタイミングで、排水口や溝にたまったゴミも取り除いておいてください。ゴミを残したまま水を流すと、排水口がつまってしまう可能性があります。
3. 手すり・物干し竿・壁を拭く
ベランダ掃除は、上から下へ進めるのが基本です。床掃除に取りかかる前に、手すりや物干し竿、壁などを拭いておきましょう。
軽い汚れなら、水で濡らした雑巾で拭くだけで十分キレイになります。汚れが目立つときは、薄めた中性洗剤を雑巾に含ませて拭いたあと、洗剤が残らないよう水拭きで仕上げてください。
4. 床をデッキブラシでこする
床の掃除は、少量の水をまいたうえでデッキブラシを使ってこすっていきます。コンクリートやタイルの凹凸、壁際、排水口周りは汚れが残りやすいため、重点的にブラシを当てましょう。凹凸に沿ってブラシを動かすことで、汚れをしっかりかき出せます。
なかなか落ちない汚れには、水で薄めた中性洗剤を使います。洗剤をかけて汚れを落としたあとは、水でよく流し、洗剤が残らないようにしてください。
5. 排水口・溝を掃除する
床の掃除が終わったら、排水口や溝の部分に汚れやゴミが残っていないか確認します。砂や落ち葉が残っていると水はけが悪くなり、雨の日に水がたまる原因になります。最初にほうきで取り切れなかったゴミは、ゴム手袋をして手でかき出しましょう。
6. 水分を拭き取り、乾かす
仕上げに、床や手すりに残った水気を、乾いた雑巾や古布でしっかり拭き取ります。
湿った状態が続くと、カビやコケが発生してしまうことがあります。掃除のあとは風通しをよくして、十分に乾燥させてください。
ベランダ・バルコニー掃除でやってはいけないこと

ベランダやバルコニーを掃除するときは、汚れを落とすだけでなく、床や壁の素材を傷めないようにすることも大切です。無理に汚れを落とそうとすると、表面に傷がついたり、思わぬトラブルにつながったりすることがあります。
ここでは、ベランダ・バルコニー掃除でやってはいけないことを解説します。
黒ずみやコケは無理にこすりすぎない
黒ずみやコケは、力を入れてこすれば必ず落ちるというものではありません。強くこすりすぎると、壁や床の素材を傷付けたり、防水層が剥がれてしまったりする可能性があります。
自分で掃除しても落とせない汚れは深追いせずに、プロの洗浄サービスを検討しましょう。
強い洗剤を使わない
頑固な汚れを一気に落とそうとして、安易に強い洗剤を使うのは避けましょう。強力な洗剤は、ベランダの床材や防水層を傷めるおそれがあります。
まずは中性洗剤を使い、できる範囲で汚れを落としましょう。自力での対処が難しいと感じたら、専門のクリーニング業者に相談することをオススメします。
鳥のフンを素手で触らない
野鳥のフンには、アレルギーや感染症の原因となる菌が潜んでいる可能性があります。乾燥していると空気中に飛散するため、掃除する際は注意が必要です。手すりなどに付着した鳥のフンは、絶対に素手で触ったり、そのままほうきで払ったりしないでください。
安全に掃除するためには、ゴム手袋とマスクの着用をオススメします。乾いたフンは、水で湿らせてふやかしてから、キッチンペーパーなどで包み込むようにして拭き取りましょう。
マンションのベランダ・バルコニーで水を使う際の注意点

マンションのベランダやバルコニーを掃除する際は、戸建てと同じ感覚で水を使うと思わぬトラブルにつながることがあります。使い方を誤ると、階下や隣の住戸に迷惑をかけてしまうかもしれません。
ここでは、マンションのベランダ・バルコニーで水を使う前に押さえておきたいポイントを紹介します。
管理規約を確認する
一般に、マンションのベランダやバルコニーは、専有部分ではなく共用部分として扱われる場所です。そのため、掃除の仕方や水の使い方、高圧洗浄機の使用については、管理規約でルールが定められているケースが少なくありません。
掃除を始める前に、必ず管理規約に目を通しておきましょう。
大量の水を一気に流さない
マンションのベランダやバルコニーでは、一度に大量の水を流すのは控えてください。排水が追いつかずに、水が隣の住戸や階下へ流れ込んでしまう可能性があります。
水を使うときは、ホースで勢いよく流し続けるのではなく、水量を抑えながら少しずつ流すことが大切です。心配な場合は、バケツやペットボトル、じょうろなどを使い、必要な分だけ水を流すようにしましょう。
排水口にゴミを流さない
砂ぼこりや落ち葉を水で押し流すと、排水口をつまらせてしまうことがあります。マンションの排水口は、複数の住戸とつながった構造になっている場合もあるため、水と一緒にゴミを流さないように注意しましょう。
水を使う前に、ほうきやちりとりであらかじめ砂やゴミを取り除いておくことが大切です。
隣や下の階に水が飛ばないようにする
掃除中に飛び散った水しぶきや汚れを含んだ水が、隣のベランダや下の階に飛んでしまうことがあります。洗濯物を干している時間帯や、風の強い日の掃除は避けたほうが無難です。トラブルを防ぐためにも、掃除を始める前に近隣へひと声かけておくとよいでしょう。
避難経路をふさがない
マンションのベランダやバルコニーは、火災などの際に避難経路として使われる場所でもあります。掃除のタイミングで、避難はしごや仕切り板の周辺に物が置かれていないかを確認しましょう。
普段からベランダを整理整頓しておくことは、万が一の避難時の安全確保にもつながります。
ベランダ・バルコニー掃除に高圧洗浄機は使える?

ベランダやバルコニーにこびりついた頑固な汚れは、高圧洗浄機を使うことで落としやすくなる場合があります。
ただし、高圧洗浄機は便利な反面、デメリットもあるため注意が必要です。
ここでは、高圧洗浄機を使う際に知っておきたいメリット・デメリットについて解説します。
高圧洗浄機のメリット
高圧洗浄機の大きなメリットは、広い範囲の汚れを短時間でキレイに落とせる点です。強力な水圧で汚れを吹き飛ばす仕組みのため、デッキブラシではなかなか落とせない黒ずみや土砂汚れ、コケなども落としやすくなります。
コンクリート床やタイルの目地に入り込んだ汚れも、水圧の力で洗い流せます。広さのあるベランダの掃除や、汚れがひどく手作業では時間がかかりそうな場合に活躍します。
高圧洗浄機のデメリット
一方で、高圧洗浄機は水の勢いが強いぶん、水しぶきや汚れた水が周囲へ飛び散りやすいというデメリットがあります。
マンションでは隣の住戸や下の階まで水が飛んでしまう可能性があるため、必ず使用前に管理規約の内容や周辺の状況をチェックしてください。
また、水圧の強さが原因で、床や壁の塗装が剥がれたり、防水層が傷付いて漏水につながったりするおそれもあります。窓やエアコンの室外機に直接水を当ててしまうと、破損や故障を招くこともあるため、狙う場所には十分に注意しながら扱う必要があります。
ベランダ・バルコニー掃除のオススメ頻度

ベランダやバルコニーは、汚れがたまってから一気に掃除するよりも、日頃から少しずつお手入れをしておくと結果的に負担が少なくなります。
簡単な掃き掃除は月1回程度
砂ぼこりや落ち葉は、月に1回程度のペースで掃き掃除をしておくと、汚れがこびりつく前に取り除けます。床だけでなく、溝や排水口の周りもあわせてチェックし、たまったゴミを取り除いておきましょう。こうした習慣は、排水口のつまりを防ぐことにも役立ちます。
しっかり掃除は季節の変わり目がオススメ
春は花粉や黄砂、梅雨の時期はカビやコケ、秋は落ち葉といったように、季節ごとに気になる汚れの種類は変わります。季節の変わり目に合わせてしっかりと掃除をしておくと、ベランダやバルコニーを清潔な状態で保ちやすくなるでしょう。台風や大雨のあとも、排水口にゴミがたまっていないか一度確認しておくことをオススメします。
頑固な汚れはおそうじ本舗の「ベランダ・外回り高圧洗浄」

長い間に蓄積した黒ずみやコケ、コンクリートの目地に入り込んだ土砂汚れは、家庭での掃除だけでは落としきれないことがあります。自分で掃除しても落とせないベランダやバルコニーの汚れは、プロによる高圧洗浄サービスを利用するのも一つの方法です。
おそうじ本舗が提供する「ベランダ・外回り高圧洗浄(※)」は、普段なかなか手入れが行き届かないベランダをはじめ、玄関ポーチやエントランス、外構といった外回り全般の汚れを、高圧洗浄機を使って丁寧に落とすサービスです。戸建て住宅の外壁や塀に付着したコケ・黒ずみの洗浄にも対応しています。
掃除しても落としきれない汚れがある場合や、広い範囲をまとめてキレイにしたいときは、おそうじ本舗の「ベランダ・外回り高圧洗浄」の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
【このようなお悩みにオススメ】
- ベランダの黒ずみが落ちない
- バルコニーの床がザラザラしている
- 外壁や塀など外回りの汚れが気になる
- コケや土砂汚れを落としたい
- 高圧洗浄機を持っていない
- マンションのベランダ掃除を自分で行うのが不安
ベランダやバルコニーの汚れをそのままにしておくと、見た目の印象が損なわれるだけでなく、排水口のつまりやカビ・コケの発生にもつながりかねません。
ベランダやバルコニーの汚れが気になったときは、プロのサービスを活用して清潔な状態を取り戻しましょう。
(※)汚れの状況により、完全に除去できない場合がございます。
まとめ|ベランダ・バルコニーはこまめな掃除で清潔に保とう
ベランダやバルコニーは屋外に面しているため、砂ぼこりや排気ガス、花粉、落ち葉、雨風などの影響を受けやすい場所です。汚れをそのままにしておくと、床の黒ずみやコケ、排水口のつまりを引き起こすこともあるため、定期的な掃除を心がけましょう。
掃除は、まず乾いたゴミや砂ぼこりをほうきで取り除き、次に手すりや物干し竿を拭いてから、最後に床をデッキブラシでこする流れが基本です。上から下へ進めることで、効率よく汚れを落とせます。
マンションで水を使う場合は、大量の水を一気に流さず、管理規約の確認や近隣への配慮を忘れないようにしてください。ちょっとした気配りが、思わぬトラブルを防ぐことにつながります。
長年の黒ずみやコケ、広い範囲にわたる汚れがなかなか落ちないときは、プロによる高圧洗浄を活用する方法もあります。自分では落としきれなかった汚れも、プロの力を借りればすっきりとキレイになるでしょう。
日頃のこまめな掃除に加えて、汚れがひどいときはプロのクリーニングサービスも取り入れながら、ベランダやバルコニーを清潔な状態に保ちましょう。
この記事の監修者
ハウスクリーニング商品開発尾崎 真
おそうじ本舗の商品・サービス開発責任者を務め、国家資格であるハウスクリーニング技能士。 住まいのお掃除のコツや、暮らしに関するテクニックなど、お家で役立つ情報について満足していただける内容の改修を行っています。
おそうじ本舗 自分でできるお掃除術 監修者について

