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更新:2020年11月29日
浴室のお掃除を面倒だと感じている方は、多いのではないでしょうか? 浴室は湿気と水分が多いため、どうしてもカビや水アカが発生しがちな場所です。また、排水口や鏡も汚れやすいので、こまめなお掃除が欠かせません。そこで、ハウスクリーニングのプロが、浴室の汚れを簡単に落とすコツと清潔な状態をキープできる予防法をご紹介いたします。
目 次
せっかくお風呂で心身共にリラックスしていても、カビが視界に入ると心地良くくつろげませんよね。見るだけで不快な気持ちにさせられる浴室のカビですが、実は身体にも悪い影響を与える場合があります。カビはアレルギーや喘息、アトピーなどの原因になる可能性があると言われているので、特に免疫力の低い子どもや高齢者の方は、注意が必要です。
では、どうして浴室にカビが発生してしまうのでしょうか? そのヒントは、カビが繁殖するための条件にあります。カビが繁殖するために必要な要素は、「高温」「多湿」「栄養」です。お湯を沸かした後の浴室は温度・湿度が高く、皮脂や垢といったカビの栄養源となる汚れが溜まりやすいため、カビにとって最高の環境といえます。
カビを見つけるといきなりカビ除去剤をスプレーしたくなりますが、ちょっと待ってください。浴室のカビは、石鹸カスや皮脂の上に生えることが多いのですが、実際はカビと汚れが何層にも重なり、カビ→汚れ→カビ→汚れのような状態になっている場合があります。
つまり、カビが生えているからといってカビ除去剤をかけても、石鹸カスや皮脂が邪魔してカビまできちんと届いていない可能性が考えられます。きちんと落とすためにも、まずはカビが生えている箇所に浴室用洗剤をスプレーして、歯ブラシなどでしっかり擦り、上に乗っている汚れをすべて取り除きます。
その後、洗剤が残らないように一旦水でしっかり洗い流し、乾いた雑巾で拭きます。最後は、残ったカビめがけてカビ除去剤をスプレーします。邪魔な汚れが無くなったことで、成分の浸透が良くなります。さらに、カビ除去剤が乾かないようにラップを上から貼り付けて、浸け置きします。後は、10~15分間そのまま放置するだけ。ラップを剥がしてシャワーで流すと、カビがキレイに取れているはずです。
ただ、素材によっては変色することもあるので、事前に隅の方で試した方が無難です。ちなみに、カビ除去剤を使用する場合は、絶対に他の洗剤や酸性(レモン含む)の物と混ぜないようにしてください。使用上の注意をよく読み、正しく使いましょう。
カビを発生させないために、今すぐ使える効果的な方法をご紹介いたします。毎日の習慣にして、カビが生えにくい環境作りをしましょう。
カビは5~45℃で発生し、25~28℃で繁殖が最も盛んになります。5℃より温度が低ければ、カビが生える可能性はかなり低くなるので、入浴・シャワー後は浴室の温度を下げるようにしましょう。オススメは、壁や床、浴槽など、浴室全体に冷水のシャワーをかける方法です。簡単に温度を下げられるので、カビ予防に役立ちます。シャンプー・石鹸カスが残らないように、しっかり流してください。
ただ、冷水をかけてもそのままだと、気温の高い夏場などはすぐに浴室内の温度が上がってしまうため、湿気を多く含む暖かい空気が浴室にこもってしまいます。水分を残さないように、冷水をかけた後は乾いた布で拭き取りましょう。
浴室内の換気をしないと、湿度が高い状態が続きます。カビが発生する湿度は65%以上と言われているので、湿度を下げるようにしてください。梅雨や夏場などは、浴室を使わないときでも湿気がこもります。こまめに窓を開けたり換気扇を回して、換気を心がけてください。また、温かい残り湯は、浴室の温度と湿度を上げてしまいます。湯船にお湯を残す場合は、必ず蓋を閉めるように習慣付けましょう。
浴室でカビと同じぐらい厄介な汚れが、鏡や蛇口の水アカです。水の中には、カルシウムやマグネシウムなど、一般に「ミネラル分」と言われる物質が溶けています。水分が蒸発しても、このミネラル分は蒸発しないで残ってしまいます。それが硬く固まった物が、頑固な水アカです。
ドラッグストアやスーパーには、中性やアルカリ性の洗剤が多く並んでいますが、これらでは水アカ(ミネラル分の塊)を取り除けません。水アカはアルカリ性の汚れなので、酸性の洗剤が有効です。酸性の洗剤というと、危険なイメージを持っている方もいますが、身近な物でもお掃除できます。酸性は、基本的に酸っぱい物を想像していただくと分かりやすいです。例えば、レモンやお酢、クエン酸が挙げられます。
レモン汁やお酢をかけて、しばらく置いて拭き取るだけで、十分に水アカを落とすことができます。しつこい水アカにはカビ同様、ラップして浸け置くと、取れやすくなります。ただ、メッキなどがされていない金属部分は、腐食する恐れがあるので、酸性の液体が飛ばないように気を付けてください。クエン酸は、水で薄めてスプレーボトルに入れておくと、お掃除にいつでも使えて重宝します。大さじ1のクエン酸に対して水200ccの割合で混ぜて、スプレーボトルに入れましょう。
シャワーの蛇口などをピカピカにするために、近頃ご家庭で人気のメラミンスポンジを使う方もいるのではないでしょうか。メラミンスポンジには研磨剤が含まれており、その粒子もかなり細かいので、小さなキズなどに入り込んだ汚れもかき出してくれます。しかし、メラミンという物質は固いので、素材を傷付けてしまう場合があります。
そこで、オススメなのが「アルミホイル」。蛇口などを水で濡らし、光っている面で磨くと、ピカピカになります。身近な物ですので、思いついたらすぐにお掃除できます。一度丸めてから開き、シワがある方が使いやすいです。ただ、アルミホイルで擦ると、アルミと水アカが摩擦で化学反応を起こして水が黒くなるので、手袋を付けて作業しましょう。
浴室の鏡は、すぐに水アカが付いてしまいますが、実は新聞紙を使って簡単にキレイにすることができます。まず、新聞紙を折りたたみ、軽く濡らしてから布巾のようにして鏡を拭きます。すると、インクの成分が汚れを落とし、同時に曇りも防いでくれます。拭き終わったら捨てるだけという手軽さも嬉しいですね。
排水口のお掃除は、重曹とクエン酸を組み合わせて使うと効率良く汚れを落とせます。
排水口を清潔にしておくためには、とにかく「抜けた髪の毛を溜めない」ことが大切です。髪の毛が溜まると、石鹸カスやゴミが髪の毛にくっついてヌメヌメした汚れに繋がり、悪臭や詰まりの原因にもなってしまいます。髪を洗ったら、抜け落ちた髪の毛をすぐに捨てる習慣を付けましょう。また、髪の毛が排水管に流れないように、市販のヘアキャッチャーなどを置くと、処理が楽になります。
浴室のお手入れを習慣化しておけば、汚れが頑固になることもなく、いざお掃除をするときも簡単にサッと済みます。汚れたらお掃除するのはもちろん、日頃からキレイにしておくこと、カビ・水アカが発生しないように工夫することが、お掃除を楽にする最大の秘訣です。
ただ、時間が無かったり、どうしても落とせないカビ・水アカがある場合は、ハウスクリーニング業者に依頼してみてはいかがでしょうか? 専門の知識・ノウハウを持ったプロが、業務用の器具・洗剤を駆使して汚れを徹底的に取り除きます。浴室のお掃除にお困りの方は、ぜひご検討ください。
おそうじ本舗の浴室クリーニングは、卓越した技術力と専用機材を駆使して浴槽、シャワー、壁、床、天井、窓、扉などに付着したカビや水アカ、皮脂汚れ、石鹸カスを徹底的に洗浄。清潔で快適なお風呂を堪能できます。鏡の水アカ除去や浴室乾燥機クリーニングもオプションで対応!
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