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更新:2023年09月27日
お風呂のドア掃除、みなさんどのように行われていますか?
浴槽や汚れが目立つ箇所は、頻繁に掃除されているご家庭が多いと思いますが、ドアの掃除はどうでしょうか。
お風呂のドアにも水アカやせっけんカスなどの汚れが付着します。
また、ドアの隙間にはホコリがたまりやすく、それらの汚れを放置するとカビや黒ずみといった頑固な汚れになってしまいます。
お風呂のドアの汚れには、それぞれの汚れの種類に合った掃除方法や道具があります。
この記事では、お風呂のドアの掃除方法を解説します。
お風呂のドアも掃除して清潔にし、心地の良いバスタイムを楽しみましょう!
お風呂のドアは、普段からさまざまな汚れがつきやすい場所です。ここでは、お風呂のドアが汚れる原因について解説します。
ホコリは、日常生活のなかで気付かないうちにたまってしまうものです。
【ホコリで汚れやすい箇所】
浴室の換気扇を使うと、隣り合う洗面所の空気が浴室の方に吸い込まれていきます。洗面所に舞っているホコリや洗濯物から出たホコリも空気の流れに乗って集まり、浴室ドアの外側にたまっていきます。
お風呂のドアの下部には「ガラリ」という通気口があります。この部分はホコリがたまりやすい場所です。
浴室の換気扇を回すと、湿気を外に逃がすと同時に、通気口から外の空気を取り込むことで浴室を換気します。
このとき空気と一緒に取り込んでしまったホコリが、通気口の隙間に付着してしまうのです。
通気口にホコリがたまった状態だと、換気の効率が悪くなり浴室内の乾燥に時間がかかってしまいます。
溝になっているレール部分も、ホコリが落ちてたまりやすく、汚れやすい箇所の一つです。
【せっけんカス・皮脂汚れで汚れやすい箇所】
浴室の内側に面している部分は、お風呂で体を洗うときに飛び散ったせっけんカス(ボディーソープ・シャンプーの泡)や皮脂汚れが付着しやすい箇所です。
これらの汚れを放置すると、ピンクヌメリやカビの原因になります。
【水アカで汚れやすい箇所】
浴室の内側に面している部分に水滴がついた状態で放置すると、水分だけが蒸発し、水道水に含まれるミネラル分が白いウロコ状の水アカとして残ってしまいます。
【カビで汚れやすい箇所】
湿気が多く温かい場所や、ホコリがたまりやすい場所は、カビの発生に注意が必要です。
深く根を張り、ホコリなどの汚れをエサにして繁殖する黒カビは、一度発生すると取り除くのが大変です。
黒い点のような汚れを見つけたら、早めに除去しましょう。
せっけんカスや水アカといったアルカリ性の汚れには、酸性のクエン酸を使った掃除が効果的です。
クエン酸で汚れを浮かせることで、楽に落としやすくなります。
クエン酸スプレーは100円ショップなどでも購入できますが、自宅でも簡単に作れます。
【準備するもの】
スプレーボトルにクエン酸(小さじ1)と水(200cc)を入れ、よく混ぜます。
手作りしたクエン酸スプレーは、2~3週間で使い切るようにしてください。
お風呂の掃除以外にも、キッチンや洗面所など家中の水まわりの掃除に活用できます。
漬け置きの時間は10分程度を目安にしてください。
漬け置き時間が長すぎると、水アカに含まれるカルシウムとクエン酸が再び結晶化し、汚れが落ちにくくなることがあります。
また、鉄など一部の金属は酸性の液体に長時間触れると変色やサビの原因となることがあるので、注意が必要です。
クエン酸を使用したあとは、水でしっかりと洗い流してください。
肌が敏感な方は、クエン酸を使用する際にゴム手袋の着用をオススメします。
最後に、クエン酸やその他の酸性の液体と、カビ取り剤などの塩素系の洗剤が絶対に混ざらないようにしてください。これらが混ざると有毒なガスが発生します。
クエン酸を使って掃除する際には、上記のポイントをしっかりと押さえて安全に作業してください。
ここでは、お風呂のドアの掃除方法と適切な手順を解説します。
①ホコリ、②せっけんカス・皮脂汚れ、③水アカ、④カビの順で掃除すると、汚れを落としやすくなります。
まず、ドアについた乾いたホコリを取り除きます。
【使用するもの】
隙間ノズルを付けた掃除機を使い、ドアの周りやガラリの外側、サッシ・レールなどについたホコリを吸い取ります。
歯ブラシを使って、ガラリの隙間など細かい部分のホコリもかき出していきましょう。
次に、浴室用洗剤を使用して、ドア内側についたせっけんカスと皮脂汚れを落としていきます。
【使用するもの】
ドアの内側のガラス(アクリル面)やガラリ、サッシ・レールなどを中心に浴室用洗剤を吹きかけます。
スポンジや歯ブラシも使ってたっぷりと洗剤を塗布し、2分ほど放置してください。
その後、しっかりと擦り洗いし、シャワーで洗い流します。
掃除手順②の工程でせっけんカスや皮脂汚れを取り除いたあとに残った汚れは、主に水アカとカビです。
まずは水アカから取り除きましょう。
【使用するもの】
ドアの内側のガラス(アクリル面)やガラリ、サッシ・レールなど、白い水アカが付着している部分にクエン酸スプレーを吹きかけ、ラップでパックします。
5~10分ほど放置して汚れを浮かせたら、歯ブラシやプラスチック製のカードで水アカを削り落としてください。
歯ブラシは毛先を半分ほどカットするとコシが強くなり、汚れを落としやすくなります。
汚れを取り除いたあとはクエン酸の成分が残らないように水でしっかりと洗い流し、タオルで拭き取ります。排水溝の中も忘れずに洗い流しましょう。
最後にパッキンのカビを除去します。
ドアのパッキンはカビが生えやすいため、塩素系のカビ取り剤を使ってカビの根本から殺菌・除去することが大切です。
ただし、クエン酸と塩素が混ざると有毒な塩素ガスが発生するため、作業は慎重に行う必要があります。
クエン酸スプレーで掃除したあとに水で洗い流したつもりでも、排水溝のなかにクエン酸の成分が残っている可能性があるので、十分に洗い流してから作業してください。
【使用するもの】
換気扇を回し、ドアを開けて換気します。
パッキンの表面を乾いたタオルで拭いて乾燥させ、水分を吸収しやすい状態にしてからカビ取り剤を塗布してください。
10分ほど漬け置きしたあとに、水で洗い流しましょう。
パッキン以外の塗装面などにカビ取り剤が付着すると、変色や塗装が剥がれる可能性があります。
カビ取り剤を塗布するときは、パッキン以外の場所にかからないように注意してください。
一度発生すると掃除が大変なカビは、高温多湿になりやすく、エサになる汚れがあるところで増殖します。
お風呂に入ったあとはひと手間かけて、ドアの汚れを予防しましょう。
毎日のちょっとしたお手入れで、お風呂のドア掃除はグッと楽になります。
入浴後に、シャワーを使ってドアの内側についた皮脂やせっけんカスを洗い流しましょう。
お湯で汚れを落としたら、最後に水をかけて温度を下げることでカビを予防できます。
浴室内の水分を取り除き、湿度を下げることは水アカやカビの予防に効果的です。
水切りワイパーやマイクロファイバー製の布を使うことで、効率よく水分を取り除けます。
さらに換気扇をなるべく長時間稼働させ、浴室の空気を循環させることが大切です。
ドアや窓も開放することで、換気効率が上がり浴室内を早く乾燥させられます。
浴室乾燥機の場合は、乾燥運転を2時間ほど行ってください。
お風呂のドアを取り外し、徹底的に掃除したいと考える方もいるかもしれませんが、それはオススメできません。
メーカーやドアの種類はさまざまで、取り外しの方法もそれぞれに異なります。
取扱説明書にはドアの取り外し方が記載されていますが、あくまで災害時などにドアが開けられなくなった場合の対応策です。
メーカーによっては、緊急時を除きドアの取り外しを行わないよう注意書きが明記されています。
また、浴室のドアは重量があるので、転倒してケガをする可能性もあり危険です。
ドアを取り外そうとして失敗した場合、パーツが破損して修理が必要になるかもしれません。
最悪の場合、ドアをまるごと取り換える事態になることも考えられます。
いずれにしても余計なリスクや費用が発生する可能性があるので、無理にドアを取り外すことはせずに掃除しましょう。
ご家庭での掃除が難しい箇所や、市販の洗剤では落とせない頑固な汚れがある場合は、専門の業者に浴室クリーニングを依頼することをオススメします。
おそうじ本舗では、浴室の素材や汚れの種類に応じて、最適な洗剤と道具を選んで使用します。
独自に開発した専用の洗剤と道具を駆使し、浴槽や壁、床だけでなく、ドアや蛇口など細かな部分に付着した水アカやカビも見逃しません。
軽度のカビ用と重度のカビ用、さらに垂直な面でも漬け置きができるものと、3種類のカビ除去剤で頑固なカビ汚れも徹底的に取り除きます(※)。
日常のお手入れは大切ですが、年に1回はプロの浴室クリーニングを検討してみてはいかがでしょうか。
おそうじ本舗の風呂・浴室クリーニングを利用することで、浴室を長く清潔に保てます。
※汚れの状況により、完全に除去できない場合があります。
おそうじ本舗の浴室クリーニングは、卓越した技術力と専用機材を駆使して浴槽、シャワー、壁、床、天井、窓、扉などに付着したカビや水アカ、皮脂汚れ、石鹸カスを徹底的に洗浄。清潔で快適なお風呂を堪能できます。鏡の水アカ除去や浴室乾燥機クリーニングもオプションで対応!
おそうじ本舗の浴室クリーニングは、卓越した技術力と専用機材を駆使して浴槽、シャワー、壁、床、天井、窓、扉などに付着したカビや水アカ、皮脂汚れ、石鹸カスを徹底的に洗浄。清潔で快適なお風呂を堪能できます。鏡の水アカ除去や浴室乾燥機クリーニングもオプションで対応!