ウルトラファインバブルは後付け可能！後付けのメリット・デメリットを解説

「ウルトラファインバブル（※1）」は、直径1μm未満の目に見えないほどの超微細な泡です。水に含まれるこの小さな泡は、汚れや毛穴、繊維の隙間に入り込み、優れた洗浄効果を発揮します。その特性から美容や掃除、節水など、日常生活に役立つ効果が期待されると同時に、農業や水産業といった分野でも注目度が高まっています。

近年では浴室や洗濯機、給湯器などに取り入れられ、ウルトラファインバブルを発生させる製品を自宅に導入する家庭も増えつつあります。自分で手軽に後付けや交換ができるものから、業者に依頼して設置するものまで、選択肢もさまざまです。

この記事では、ウルトラファインバブルを後付けで導入する際のメリットとデメリットについて、わかりやすく解説します。
自宅でウルトラファインバブル水を使ってみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

（※1）「ウルトラファインバブル」は、一般社団法人ファインバブル産業会の登録商標です。

ウルトラファインバブルは後付けできる！

近年は、既存のシャワーや蛇口、浴槽に後付けしてウルトラファインバブルを発生させる製品が増えてきました。自分で手軽に後付けや交換ができるものから、業者に依頼して後付けするものまでさまざまな製品があり、用途に合わせて選びやすくなっています。

手軽に後付けできる製品

シャワーヘッドの交換や蛇口に取り付けるタイプは安価なものも多く、費用を抑えて手軽にウルトラファインバブルを試してみたい方にオススメです。

浴槽取り付け型も費用はそれほど高くありません。ただし、浴槽取り付け型は配管工事がともなうため、業者に依頼して取り付けてもらいましょう。施工が不十分だと、水漏れや故障の原因になることもあるため、信頼できる業者を選ぶのがポイントです。

おそうじ本舗が提供している「ウルブロ取り付け」の価格は、本体費用込みで62,700円（税込）です。「浴室クリーニング」や「追い焚き配管除菌クリーニング（※2）」と同時に注文すれば、セット割引でお得に導入することができます。

（※2）全ての菌を除去するものではありません。

全蛇口対応タイプは慎重に選択を

浴室に限らず、洗面所やキッチンなどほぼ全ての水道から出る水やお湯をウルトラファインバブル水に変える製品もあります。

1つは、ウルトラファインバブル発生装置を搭載した給湯器です。給湯器ごと交換することで、家中でウルトラファインバブルを含むお湯を使えます。
もう1つは水道管にウルトラファインバブルを発生させるノズルを設置するタイプです。こちらは水・お湯の両方がウルトラファインバブル水に変わります。

ただし、全蛇口対応タイプの導入にかかる費用は高額です。予算や目的を踏まえたうえで、慎重に検討する必要があるでしょう。

ウルトラファインバブルを後付けするメリット

製品によってウルトラファインバブルの発生量は異なりますが、家庭に導入することで美容や健康面でさまざまな効果を期待できるのが大きな魅力です。

ここでは、ウルトラファインバブルの主なメリットを紹介します。

洗浄力が高い

ウルトラファインバブルの直径は1μm未満（0.001mm未満）です。これは、100～300μm（0.1～0.3mm）程度ある毛穴の直径と比較すると、毛穴が200μmだとした場合、200分の1以下という小ささです。この細かな泡が、通常の水や大きな泡では入り込めない隙間に入り込み、皮脂汚れなどを浮かせて落としやすくする効果があるとされています。

さらに、ウルトラファインバブルはマイナスの電位を帯びており、プラスの電位を持つ汚れを吸着する性質があります。そのため、通常の水よりも高い洗浄力を発揮すると考えられています。

湯冷めしにくい

ウルトラファインバブルを含むお湯につかると、通常のお湯よりも入浴後に湯冷めしにくく、寒い冬でも温かさが持続します。これは、ウルトラファインバブルの超微細な泡が皮膚の表面に付着することで、入浴中の温浴効果を高めるためだと考えられています。

乾燥しにくくなる

ウルトラファインバブルを含んだ水は肌の角質層に浸透しやすく、肌にとどまりやすい性質があります。実際に、水道水と比べてウルトラファインバブル水を使った場合のほうが肌の水分量が多いというデータもあり、保湿効果（※3）による美容効果も期待されています。

（※3）肌水分量をアップさせる効果をいいます。

ペットにも優しい

ウルトラファインバブル水は安全性（※4）が確認されていることから、ペットサロンでも導入が進んでいます。通常の水に比べて洗浄力が高いといわれているウルトラファインバブル水は、ゴシゴシと強くこすったり過剰に洗ったりしなくても汚れが落ちやすいため、ペットの皮膚にかかる負担を軽減できます。
自宅にウルトラファインバブルを導入すれば、いつでも優しく犬や猫などペットのケアができる点も大きなメリットです。

（※4）参考サイト：一般社団法人ファインバブル産業会 ファインバブルの安全性

ウルトラファインバブル後付けのデメリット・注意点

自宅の蛇口や浴槽に後付けできるウルトラファインバブル発生装置はとても魅力的ですが、導入する際にはいくつかの注意点があります。

ここでは、ウルトラファインバブルを後付けする前に知っておきたい注意点を紹介します。

製品によってウルトラファインバブルの発生量が違う

ウルトラファインバブルを発生させる製品にはさまざまなタイプがあります。製品によって泡の発生量が異なるため、中には十分な効果を感じられないものもあるかもしれません。購入を検討する際は、ウルトラファインバブルの発生量や製品の特徴を確認し、納得して選ぶことが大切です。

設置が難しい場合がある

蛇口に取り付けるだけの簡易タイプもありますが、給湯器や水道の配管に接続するタイプの取り付けには専門的な知識が求められます。誤った取り付けは漏水や故障の原因となりかねません。設置が難しい製品の取り付けは、専門業者に依頼しましょう。
また、浴室の構造や配管の状態によっては設置できない場合もあります。不要な手間や時間をかけないためにも、事前に業者に確認してもらうと安心です。

全蛇口対応タイプは費用が高い

給湯器や水道の配管に設置するような全蛇口に対応しているタイプは、本体価格と施工費を合わせると十万円以上かかる場合があります。製品によっては20～30万円、あるいはそれ以上となるケースもあり、費用負担は少なくありません。導入を検討する際は、予算や希望を考慮して慎重に判断しましょう。

賃貸の場合は大家に確認

賃貸物件では設備の所有権はオーナー（貸主）にあるため、無断で備え付けの設備を交換するのは避けるべきです。契約内容によっては原状回復を求められることもあります。賃貸物件に住んでいる場合は、トラブルを避けるためにも、必ず事前に大家や管理会社へ相談してから設置を検討しましょう。

浴槽に後付け可能、おそうじ本舗の「ウルブロ取り付け」サービス

「ウルブロ（※5）」は、浴槽に取り付けてウルトラファインバブルを発生させる循環アダプターです。一般的な浴槽に後付けで設置できて、全蛇口対応タイプと比べると価格も手頃なため導入しやすいのが特徴です。

ウルブロ取り付け後は、毎日の入浴時にウルトラファインバブルをたっぷり含んだお湯に全身つかれます。洗浄や保温、保湿（※6）といった効果が期待できる（※7）ウルブロで、日常の入浴時間をワンランクアップしてみてはいかがでしょうか。

追い焚き機能が付いた一般的な浴槽であれば設置でき（※8）、給湯機器のお湯はりや追い焚き（たし湯・たし水）の際に、浴槽内でウルトラファインバブルが発生します。動作開始後、細やかな泡が浴槽全体に広がります。

発生するウルトラファインバブルの量は、1ミリリットルあたり約2,800万個（※9）です。電源や動力を必要としないため、音も静かでリラックスして入浴できます。

さらに、ウルブロは一般社団法人ファインバブル産業会に製品認証（※10）を受けており、性能や品質が保証された信頼性の高い製品です。

（※5）「ウルブロ」は、株式会社ハタノ製作所の登録商標です。
（※6）保湿効果とは、肌水分量をアップさせる効果をいいます。
（※7）効果には個人差がございます。また、効果を保証するものではございません。
（※8）設置状況や機器の状態によっては、対応できない場合がございます。
（※9）【1passのウルトラファインバブル発生量（FBIA指定試験機関測定）】
超純水　水温：16.0度　測定装置：Nano Sight NS300
個数濃度：約2,800個/mL　粒径：平均径 約137.0nm　最頻径 約106.2nm
（※10）一般社団法人ファインバブル産業会 製品登録一覧

取り付けはプロが対応するから安心！

ウルブロの設置には浴槽を分解し、配管に吸気ユニットを組み込む難しい作業が必要です。そのため、専門の技術を持つプロの業者が取り付けを行います。作業は浴室内で完結し、説明を含めても1時間から1時間半ほどで終了します。

設置が完了すれば、すぐにお湯はりや追い焚きが使えるので、設置したその日からウルトラファインバブルを含んだお湯につかることが可能です。

掃除やメンテナンスは今まで通りでOK！

ウルブロを取り付けたあとも、浴槽の循環アダプターや追い焚き配管の掃除・メンテナンスの仕方は基本的に変わりません。循環アダプターのフィルターを外し、歯ブラシなどで掃除すればOKです。

また「風呂釜洗浄剤」や「追い焚き配管クリーニング」といったお手入れ方法もこれまでどおり利用できます。取り付ける前と比べて掃除やメンテナンスが増えるというデメリットはありません。