0
更新:2022年04月04日
エアコンを使い続けていたら「エアコンから水が漏れてきた!」という経験はありませんか?それは、もしかしたらドレンパンからの水漏れが原因かもしれません。
ドレンパンとは、エアコンの部品のことです。聞き慣れない言葉だという方も多いかもしれません。いったいどんな部品なのでしょうか?
ドレンパンは、エアコンの結露水を溜める受け皿で、水漏れを防ぐことが目的です。ドレンパンに汚れが溜まると、室外に排出されるはずの水がせき止められ、その結果水漏れを引き起こしやすくなるのです。
ドレンパンの掃除を怠ると水漏れトラブルにつながる恐れがあるため、定期的にドレンパンの掃除が欠かせません。しかし、ドレンパンはエアコンの内部にあるパーツなので、自分で掃除するのは難しいと言われています。
この記事では、ドレンパンはどのようなものかを説明した上で、ドレンパンに汚れが溜まりやすい要因やプロに掃除を依頼するべき理由などについて詳しくご紹介します。
目 次
ドレンパンとは、一言で言うと、エアコン内の結露水の受け皿です。エアコンの熱交換器の下にあるパーツが、ドレンパンです。
エアコンは部屋を快適な温度に保つ働きがあるため、冬は寒い室内を暖かく、夏は暑い室内を涼しくします。その温度差により、エアコン内部では空気中の水分が結露し、室内に水を漏らさないようにドレンパンに結露水が溜まります。ドレンパンに溜まった結露水は、ドレンホースを通して室外に排出する仕組みになっています。
ドレンパンは、汚れた水が溜まる場所です。エアコンが吸い込んだ空気中のホコリやカビと結露水が混ざり合った汚い水が溜まる場所だから、ドレンパンが汚れてしまうのは避けられません。
さらに、エアコンの仕組みやドレンパンの位置も、汚れが溜まりやすいことと関連しています。それでは、ドレンパンに汚れが溜まりやすい主な要因をご紹介します。
ドレンパンは、エアコンの水漏れを防ぐのが目的のパーツです。しかし、全ての水が必ずしもドレンパンから室外に排出されるとは限りません。
エアコンの機種やメーカーによっては、水が溜まりやすいものもあります。その結果、結露水がある程度ドレンパンに残ってしまい、カビが増殖しやすくなるのです。
ドレンパンはエアコンの内部にあるため、エアコンを分解しないと見ることができません。したがって、日頃から自分でこまめに掃除をすることが難しいパーツなのです。掃除ができないとなると、日々汚れが蓄積されていきます。
ドレンホースや熱交換器の汚れも、ドレンパンの汚れと大きく関係します。ドレンホースにホコリが詰まっていたり、熱交換器が汚れていたりすると、結露水がドレンホースに流れにくくなってしまいます。流しきれないホコリなどが混じった水はドレンパンに残り、汚れが蓄積されてしまいます。
ドレンパンの汚れを放置したままにすると、カビが生えやすくなり、汚れが更に酷くなってしまう可能性があります。
自分でドレンパンの掃除ができないなら、そのまま汚れを放置してしまう方もいるかもしれません。
ですが、ドレンパンの汚れを放置したままエアコンを使い続けると、様々なトラブルを引き起こしやすくなります。
結露水の受け皿としての働きがあるドレンパンは、外部と繋がっているドレンホースを通して、溜まった結露水を外に排水します。万が一、ドレンパンにホコリやゴミなどの汚れが溜まっていたら、どうなるのでしょうか?
ドレンパンの受け皿の容量が減ってしまうため、結露水がドレンホースへ排出される前にドレンパンから水が溢れてしまう可能性があります。そうなると、エアコンの吹き出し口から室内に水が漏れてしまいます。
また、エアコンの汚れがひどい場合、市販のエアコン洗浄スプレーを使用すると、ホコリがドレンパンに詰まってしまい、水漏れの原因になることもあります。
カビが繁殖しやすい環境は、室温20~30℃・湿度70%以上・ホコリや汚れなどの栄養分がある環境です。
そう考えると、水気があるドレンパンは湿度が高く、定期的な掃除が難しいのでホコリなどの汚れも溜まりやすい、カビにとって最適の環境だということがわかります。 特に、梅雨から夏にかけては室温・湿度ともに高いので、カビが最も増殖しやすい時期です。
カビや細菌が増殖すると、不快なニオイを引き起こしやすくなります。エアコンから不快なニオイがしてきたら、ドレンパンに汚れが溜まっていたりカビが繁殖していたりするサインかもしれません。
エアコンが汚れたままだと、エアコンから吹き出る風とともに、目に見えない汚れやカビの胞子が撒き散らされている可能性が高いです。
健康被害につながることも考えられるので、家族に高齢者や小さなお子様がいるご家庭は、注意しましょう。
自分でできるエアコン掃除は、フィルター・本体カバー・ルーバーの3箇所です。さらに、自分でエアコンから取り外すことができるのはフィルターのみです。
ドレンパン含め、エアコン内部の掃除は、見えにくく手が届かないところが多い上、分解が必要なので、プロにエアコンクリーニングを依頼した方が安心です。
素人が無理に分解すると故障することもあるので、自己流で分解して掃除をするのは避けてください。
フィルターは、フィルターを外す前に最初に掃除機で表面のホコリを吸い取ってください。次に、フィルターを取り外して水洗いします。しっかり乾かしたら、本体に取り付けて掃除終了です
フィルターの目詰まりを防ぎ、運転効率を下げないためにも、2週間~1ヶ月に1回のペースで定期的にフィルターの掃除をするとよいでしょう。
本体カバーやルーバーは、自分で分解して掃除しないでください。自分で行う掃除は、表面のホコリや汚れを拭きとるだけに留めておきます。よく絞った綺麗な布などで水拭きします。
お掃除機能付きエアコンは、フィルターのホコリを自動で掃除してダストボックスに溜め込んでしまうので、ダストボックスの掃除も定期的に行いましょう。
説明書に従って、ダストボックスの掃除を行ってください。
自分でドレンパンの掃除をするとなると、時間も手間もかかります。
ドレンパンやアルミフィン、送風ファンなどエアコン内部の掃除は、分解が必要なので、専門知識とスキルがあるプロにお任せすることをオススメします。
また、自分でエアコン内部の掃除をすると、すすぎなどが不十分でエアコンの奥に汚れが残ってしまうことも十分考えられます。流しきれなかった汚れがあると、その汚れを餌にカビが再び増殖してしまいます。
たとえ費用がかかったとしても、プロにエアコンクリーニングを依頼して、エアコン内部を丸ごと洗浄してもらった方がよいでしょう。
エアコンを清潔な状態に保つためには、年1回を目安に、プロにエアコンクリーニングを依頼することをオススメします。
お掃除機能付きエアコンは、エアコンの全てを自動で掃除してくれるわけではありません。自動で掃除してくれる部分は、ほとんどの機種がフィルターのみです。
また、お掃除機能付きエアコンは構造がより複雑で、分解や組み立てを誤ると故障することもあります。
業者によっては、お掃除機能付きエアコンのクリーニングは対応不可のところもあるほどです。お掃除機能付きエアコンの対応が可能な業者かどうか確認してから、エアコンクリーニングを依頼しましょう。
おそうじ本舗の完全分解クリーニングは、簡単に分解できないドレンパンも取り外して、エアコン奥に潜むカビも洗浄します。
一般的なエアコンクリーニングは、カバーを外してフィルターとアルミフィンの掃除が主ですが、おそうじ本舗のエアコンクリーニングではドレンパンや送風ファンも完全分解して洗浄するオプションがあります。
エアコン専用に開発したハイスペックな洗浄機材で、手の届かない裏側も徹底洗浄して、不快なニオイの元となるカビや頑固な汚れも綺麗に除去できます。
※汚れの状況により、完全に除去できない場合がございます。
高圧洗浄機で大量の水を使用してエアコン内部を丸洗いするので、ドレンパンはもちろん、ドレンホースの中も綺麗にクリーニングできます。
もちろん、お掃除機能付きエアコンのクリーニングも対応可能です。
おそうじ本舗のエアコンクリーニングは、卓越した技術力と専用機材を駆使してエアコンのニオイやカビ、汚れ、さらに雑菌まで徹底的に分解洗浄。完全分解洗浄は、洗浄の妨げになる部品を完全に取り外してエアコンの隅々まで徹底的に洗浄します。
おそうじ本舗のエアコンクリーニングは、卓越した技術力と専用機材を駆使してエアコンのニオイやカビ、汚れ、さらに雑菌まで徹底的に分解洗浄。完全分解洗浄は、洗浄の妨げになる部品を完全に取り外してエアコンの隅々まで徹底的に洗浄します。