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更新:2022年09月02日
エアコンの室内機をお手入れしたのに、いざ使おうとしたらイマイチ効きが悪いと感じたことはないでしょうか。
エアコンを効率よく快適に使用するには、室内機のお手入れと同じように室外機のお手入れも行うのが良いとされています。
そこでこの記事では、エアコンの室外機の仕組みや役割、お手入れの方法などを詳しくご紹介していきます。
まずはエアコンの仕組みから見ていきましょう。一般的なエアコンは室内機と室外機の両方がそれぞれの役割を果たすことで作動する仕組みです。
その室内機と室外機を繋ぐ配管には冷媒と呼ばれるガスが入っており、暖房時に外気の熱を取り込んだり、冷房時に室内の熱を排出したりする役割があります。
冷房運転では室内の熱を室内機の熱交換器に取り込み、冷まされた空気が室内に送り込まれます。取り込んだ熱は冷媒ガスによって屋外へ排出されます。
暖房運転は冷房とは逆に、室外機を通して冷たい空気を外に送り出し、熱を持った空気を室内へ送り込んで暖めます。
このように、冷媒ガスを使って室内の熱を室外に排出したり逆に送り込んだりする役割を担っているのが室外機なのです。
基本的にエアコンの室外機はメンテナンスしなくても動作するように作られています。
しかし、汚れを放置しておくと室内機と室外機を往来する空気の流れが妨げられるため、エアコンの効きが悪いと感じることがあるかもしれません。
効率よくエアコンを動作させるためには、定期的なお手入れは有益なことといえるでしょう。
室外機の周りに物がたくさんあると、空気がスムーズに往来できず、エアコンの効きが悪くなってしまう可能性があります。特に吹き出し口や吸い込み口付近には物を置かずに風が良く通るようにしておきましょう。
室外機は屋外環境の影響を受けやすくなっています。
例えば夏場に直射日光が当たってしまうと、冷媒が運んできた熱の放出を妨げてしまう可能性があります。逆に、冬場に雪がかかった場合には、暖かい空気を室内に送りこみにくくしてしまいます。
これらの不具合を回避して、できるだけ屋外環境の影響を受けないために、室外機に日よけを設置することをおすすめします。
室外機に汚れが溜まってしまうと、室内環境を快適にするための冷却・排熱機能が低下し、エアコンの効きが悪くなる恐れがあります。定期的に掃除を行うことをおすすめします。
また、忘れてしまいがちなのがドレンホースです。ドレンホースのドレンとは英語で「drain」と書き、「水を抜く」という意味があります。
冷房を使用すると室内機の内部で結露水が発生します。その結露水はドレンホースを通って屋外へ排出される仕組みになってます。
屋外へ排出されずにエアコン内部に水分が溜まってしまうと、水漏れをおこしたり、カビが増殖したりする恐れがあり、そこから故障やトラブルの原因に繋がることもあるため、室外機を掃除する際には一緒にドレンホースのお手入れもしておきましょう。
室内機の掃除と同様に室外機の掃除も行うと、エアコンを使用する上でさまざまなメリットがあります。どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
室外機と室内機を繋ぐ配管の中では、冷媒が熱を帯びたり冷やされたりしています。そうすることで暖かい空気や冷たい空気が室内へ送り込まれ、快適な室温をキープできるのです。しかし、室外機に汚れが蓄積されていると、熱の動きが妨げられる可能性があります。室外機を掃除することでスムーズに熱を循環させることができ、エアコン効率も良くなるでしょう。
室外機に汚れが蓄積されていると、エアコンに余計な負荷が掛かり、無駄な電力消費につながります。室外機を掃除することで無駄な動作をせずに済み、その結果電気代の節約が期待できるのです。
室外機は屋外にあるため、どうしても汚れるリスクが高まります。何もしなければ雨風にさらされたり、泥やホコリが付着したりしてしまうのです。その結果、エアコン本来の動きが妨げられ、不具合や故障につながるかもしれません。室外機を掃除することでこれらのリスクを減らせるため、室外機はキレイにしておくことをおすすめします。
室外機の掃除は、いつ、どのようにすれば良いか悩んでいる方もいるかもしれません。ここでは室外機のお手入れのタイミングやお手入れの方法についてご紹介していきます。
室外機の掃除の大切さに触れてきたので、マメにお手入れしなくてはならないと思われた方もいるかもしれまんが、室外機の掃除は年に1〜2回で大丈夫です。そもそも室外機は屋外で使用できるように設計されているからです。
掃除を行うタイミングはエアコンを使う時期よりも前が良いでしょう。冷房を使う前の5月〜6月、暖房を使う前の10月〜11月がおすすめです。
それでは、室外機の掃除の手順をご紹介します。安全に行うため、掃除の前に必ずエアコンの電源プラグを抜いておいてください。
室外機本体は、あらかじめ屋外に設置するようにできているため、分解しない限り多少の水では故障しません。
室外機にこびりついている汚れがある場合は、まずペットボトルに入れた水道水を上からかけて汚れをふやかしてください。そして、ぬるま湯に浸して固く絞った雑巾で拭きます。正面の吹き出し口になっている網目状の部分は、ブラシなどでゴミを掻き出し、掃除機で吸い取る方法が効果的です。使うブラシは、洗車ブラシなど少し大きめのブラシがおすすめです。なければ使い古しの歯ブラシを使うという方法もあります。
室外機の裏側や側面には薄い金属板のアルミフィンがあります。
アルミは金属の中でも柔らかい性質で熱伝導にも優れていますが、変形しやすいため取り扱いには注意が必要です。
アルミフィンにゴミが溜まっている場合は、使い古しの歯ブラシや掃除機で優しくゴミを取り除きます。アルミフィンの掃除には分解が必要なので、業者に依頼した方が良いでしょう。
ドレンホースが詰まっていると、エアコンの稼働効率が落ちるだけでなく、水漏れの原因になることもあります。
まずは割り箸や使い古しの歯ブラシなどを使って、出口付近のゴミを取り除きます。ホースの内部が詰まっている場合は、家庭用の掃除機でゴミを吸い出しましょう。ホースの水を吸い込むと掃除機の故障の原因になってしまうため、ホースの先を布で覆い、布越しに掃除機でゴミを吸うなどの工夫が必要です。
専用のドレンポンプを使用する場合は扱いが難しいため、業者に依頼するのがおすすめです。
エアコンの室外機は、ある程度自分で掃除することが可能です。ただし、室外機内部など、自分では掃除できない部分もあります。自分で掃除できない箇所にも汚れは蓄積されていくため、定期的に業者にクリーニングを依頼すると良いでしょう。
ここでは、業者に依頼した方が良いケースをご紹介します。
室外機の奥の方に汚れが溜まっているのが見えたら、自分で取り除くのではなく、必ず業者に依頼してください。自分で取り除こうとすると、故障の原因になってしまうことがあるからです。
これまで一度も室外機の掃除をしたことがない場合は、室外機内部・外部ともに頑固な汚れがこびりついてしまっている可能性があります。
自分で無理に汚れを取り除こうとすると故障の原因になることも考えられるため、一度業者に徹底洗浄してもらうと良いでしょう。
おそうじ本舗のエアコンクリーニングなら、室外機の洗浄もオプションで依頼することができます。
※天吊りタイプ、屋根置きタイプなどは対応できません。
※室外機の洗浄をご依頼される場合は、エアコンクリーニングと併用してご注文ください。
※汚れの状況により、完全に除去できない場合がございます。
エアコンクリーニングとあわせて室外機洗浄もご依頼いただけます。室内機と室外機を同時に徹底洗浄します。
エアコン効率の改善や省エネ、エアコンの長寿命化は、室内機だけのクリーニング以上に期待できます。
ここでは、おそうじ本舗の室外機洗浄の手順をご紹介します。
おそうじ本舗なら、プロの技術で室外機内部まで徹底的に洗浄します。
室外機内部をキレイにすることで、室内機から送られてきた熱をスムーズに排出することができ、電気代節約やエアコンの寿命延長も期待できます。
また、室内機のエアコンクリーニングでは大量の水を使用して高圧洗浄するため、室内機から外へ続くドレンホースの中の汚れも一緒に押し出すことが可能になります。
日常生活ではなかなか気がつかない場所まで徹底的に洗浄します。
ぜひ、おそうじ本舗のエアコンクリーニングと一緒に室外機洗浄もお試しください。
おそうじ本舗のエアコンクリーニングは、卓越した技術力と専用機材を駆使してエアコンのニオイやカビ、汚れ、さらに雑菌まで徹底的に分解洗浄。完全分解洗浄は、洗浄の妨げになる部品を完全に取り外してエアコンの隅々まで徹底的に洗浄します。
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