エアコンのお掃除
エアコンのフィルター掃除|掃除のやり方・注意点・頻度をプロが解説
エアコンのフィルター掃除、こまめに行っていますか?
エアコンのフィルターには、空気中に漂うホコリやゴミなどの汚れがたまりやすく、そのまま使い続けると目詰まりを起こしてしまいます。汚れがたまった状態では、冷暖房の効きが悪くなったり、嫌なニオイが発生したりすることもあるため、定期的なお手入れが大切です。
しかし、フィルター掃除の必要性は知っていても、「どう掃除すればいいのか」「どのくらいの頻度で行えばいいのか」と迷う方もいるでしょう。
この記事では、エアコンフィルターの正しい掃除方法や注意点、汚れが落ちにくい場合の効果的な洗い方を詳しく解説します。さらに、適切な掃除頻度やフィルターをキレイに保つメリットも紹介しますので、日頃のお手入れにぜひ役立ててください。

目 次
- エアコンフィルター掃除の事前準備
- エアコンフィルターの正しい掃除方法と注意点
- 1. エアコンの電源を切る
- 2. エアコンの下を養生する
- 3. 掃除機をかける
- 4. エアコン本体からフィルターを外す
- 5. フィルターに直接掃除機をかける
- 6. フィルターを水洗いする
- 7. フィルターを乾かす
- 8. エアコン本体にフィルターを取り付ける
- 油汚れやベタつきがあるフィルターの効果的な掃除方法
- お掃除機能付きエアコンもフィルター掃除は必要?
- エアコンフィルターの掃除頻度は2週間に1回が目安
- エアコンフィルターの役割と掃除のメリット
- エアコンはフィルター掃除だけでなく、内部洗浄も必要
- おそうじ本舗の「エアコンクリーニング(※)」でエアコン内部を徹底的に洗浄!
- まとめ|エアコンフィルターは定期的に掃除しよう
エアコンフィルター掃除の事前準備

エアコンフィルターの掃除を始める前に、必要な道具を用意しましょう。
【必要なもの】
- 掃除機、ブラシノズル
- 新聞紙またはビニールシート
- やわらかいブラシ
- 台所用中性洗剤
- タオル
- 安定した脚立・踏み台
- マスク
フィルターの取り外し方は、エアコンの機種によって異なります。掃除を始める前に取扱説明書を確認し、フィルターが水洗いできるか、洗剤を使用できるかも確認してください。
エアコンは高い位置に設置されているため、安定した脚立や踏み台を使用して掃除してください。また、ホコリを吸い込まないように、マスクを着用しましょう。
エアコンフィルターの正しい掃除方法と注意点

エアコンのフィルター掃除は、ご家庭で簡単に行うことができます。
ただし、手順や注意点を守らずに掃除すると、トラブルが生じるリスクがあります。
掃除の際は、手順や注意点を意識して行いましょう。
1. エアコンの電源を切る
最初にエアコンの運転を停止し、電源プラグをコンセントから抜きます。
電源が入った状態で掃除すると、エアコンが誤作動するおそれがあります。電源プラグが見つからない場合や手が届かない場合は、無理に作業せず取扱説明書を確認しましょう。
2. エアコンの下を養生する
エアコンの下には、新聞紙やビニールシートを敷いて養生しておきましょう。あらかじめ床や周辺の家具を保護しておくことで、フィルターを取り外す際に床や家具が汚れるのを防げます。
3. 掃除機をかける
フィルターの表面に付いたホコリを掃除機で吸い取ります。あらかじめホコリを減らしておくと、フィルターを取り外す際にホコリが舞いにくくなります。
エアコン本体や前面パネルの表面に付いたホコリも、このとき一緒に吸い取っておくと効率的です。
4. エアコン本体からフィルターを外す
取扱説明書に従い、エアコン本体からフィルターを取り外します。
無理に外すとパーツが壊れる可能性もあるため、丁寧に外してください。
5. フィルターに直接掃除機をかける
フィルターを外したら、掃除機のブラシノズルを使い、表側からやさしくホコリを吸い取ります。
フィルターの表側とは、エアコンの前面パネルを開けたときに見える面です。ホコリは空気を吸い込む際に表側にたまるため、掃除機も表側からかけましょう。裏側から吸い取ると、ホコリがフィルターの網目に入り込み、目詰まりの原因になることがあります。
また、掃除機を強く押し付けたり、フィルターを折り曲げたりすると破損するおそれがあります。フィルターを傷めないよう、力を入れすぎず丁寧に掃除してください。
6. フィルターを水洗いする
掃除機だけでホコリが取れない場合は、フィルターを水洗いして細かい汚れを落とします。
毎回水洗いする必要はありませんが、次のような場合は水洗いしたほうがよいでしょう。
- 掃除機をかけてもホコリが残っている
- フィルターの網目が目詰まりしている
- フィルターがベタついている
- フィルターから嫌なニオイがする
- キッチンの近くで使用している
浴室のシャワーを使うと汚れを落としやすくなります。
フィルターを水洗いするときは、掃除機とは反対に、フィルターの裏側からシャワーを当てて水を流しましょう。裏側から水を当てることで、表側に付着したホコリを押し出すように洗い流せます。
40℃以上のお湯で洗ったり、強くこすったりすると、フィルターが変形してしまうため、水または40℃未満のぬるま湯を使い、網目を傷めないようにやさしく洗ってください。汚れがひどい場合は、やわらかいブラシで軽くこすりましょう。
7. フィルターを乾かす
洗い終わったらフィルターの水気をよく切り、清潔なタオルで挟んで押さえるように水分を取ります。その後、風通しのよい日陰でしっかり乾かしてください。
水分が残ったまま取り付けると、エアコン内部でカビが繁殖したり、電気部品が濡れて故障につながったりするおそれがあるため注意が必要です。
また、早く乾かそうとして、ドライヤーの温風を当てたり、直射日光に当てて乾かしたりするのは避けてください。熱によってフィルターが変形し、エアコンに取り付けられなくなる場合があります。
8. エアコン本体にフィルターを取り付ける
フィルターが完全に乾いていることを確認したら、表裏や上下を間違えないようにエアコンへ取り付けます。
取り付け方がわからない場合は、取扱説明書でフィルターの取り付け方を確認してください。
フィルターを取り付けたら前面パネルを閉じ、電源プラグを差して正常に運転するか確認しましょう。
油汚れやベタつきがあるフィルターの効果的な掃除方法

キッチンの近くに設置されたエアコンは、空気中の油分を吸い込みやすく、フィルターがベタつくことがあります。油などでベタついた汚れは、掃除機や水洗いだけでは落としにくい場合があります。
水洗いで汚れが落ちない場合は、中性洗剤や重曹を使って掃除するのがオススメです。
強いアルカリ性や酸性・塩素系の洗剤は、フィルターを傷めるおそれがあるため、使用しないでください。
中性洗剤で掃除する
油汚れが気になる場合は、台所用の中性洗剤を使って洗いましょう。中性洗剤に含まれる界面活性剤には、油汚れを浮かせて落としやすくする働きがあります。
バケツなどに水またはぬるま湯を入れ、少量の中性洗剤を加えてよく混ぜます。そこにフィルターを浸し、やわらかいブラシで汚れている部分をやさしくこすり洗いしてください。
強くこすると、フィルターの網目が破れたり傷んだりするおそれがあります。力を入れすぎず、汚れの状態を確認しながら少しずつ洗うのがポイントです。
洗い終わったら、洗剤が残らないよう水で十分にすすぎましょう。洗剤が残るとニオイや変色の原因になることがあるため、泡が出なくなるまで全体をしっかり洗い流してください。
重曹水で掃除する
中性洗剤でも汚れが落ちないようなら、重曹水にフィルターを浸け置きするのが効果的です。弱アルカリ性の重曹は、油汚れを落としやすくしてくれます。
重曹水は、ぬるま湯に重曹を溶かして作ります。ぬるま湯1リットルに対し、重曹大さじ3を入れてかき混ぜてください。重曹を入れすぎると、溶け切らずに残ってしまうので、多く入れる必要はありません。
重曹水ができたら、フィルターを2~3時間ほど浸け置きしましょう。その後、やわらかいブラシでやさしくこすり洗いし、しっかりとすすいでください。
お掃除機能付きエアコンもフィルター掃除は必要?

お掃除機能付きエアコンは、フィルターに付着したホコリを自動で取り除く機能を備えています。しかし、すべての汚れを自動で掃除できるわけではありません。
取り除かれたホコリはダストボックスにたまるため、定期的なゴミ捨てが必要です。ホコリをためたままにすると、お掃除機能が十分に働かなくなることもあります。取扱説明書に記載された頻度を目安に、お手入れしましょう。
また、長期間使用しているエアコンは、お掃除機能だけでは取り除けない汚れがフィルターに蓄積されていることがあります。油分やヤニを含んだベタつく汚れも、お掃除機能では取り除けない場合があるので、フィルターの状態を確認し、必要に応じてお手入れしましょう。
お掃除機能付きエアコンは構造が複雑で、フィルターの取り外し方も機種によって異なります。簡単にフィルターが取り外せないタイプもあるため、必ず取扱説明書に従ってください。
エアコンフィルターの掃除頻度は2週間に1回が目安

フィルターの掃除頻度は、エアコンを毎日使う時期であれば2週間に1回程度が目安です。
夏や冬はエアコンの使用時間が長くなり、フィルターにもホコリがたまりやすくなります。フィルターが目詰まりする前に掃除しましょう。
エアコンを使用する機会が少ない場合は、月1回程度を目安に確認・掃除してください。
適切な掃除頻度は機種や使用環境によって異なるため、メーカーの取扱説明書も確認しましょう。
| エアコンの使用状況 | 掃除頻度の目安 |
|---|---|
| 毎日・長時間使用する | 2週間に1回程度 |
| ときどき使用する | 月1回程度 |
| 使用を開始する前 | シーズン前に1回 |
| 長期間使用しない | 使用終了後に1回 |
次のような環境ではフィルターが汚れやすいため、掃除頻度を週に1回にするなど、目安より早く掃除したほうがよいでしょう。
- キッチンの近くにエアコンを設置している
- エアコンを長時間運転している
- ホコリが舞いやすい部屋で使用している
- 人の出入りが多い部屋で使用している
- ペットを飼っている
- 室内でタバコを吸う人がいる
その他、フィルターにホコリが目立つ場合や、エアコンの風量が弱くなったと感じる場合は、早めに掃除するとよいでしょう。
エアコンフィルターの役割と掃除のメリット

エアコンは、室内の空気を取り込み、フィルターを通してから内部で温度を調整し、再び室内へ送り出します。そのため、空気の通り道にあるフィルターは、エアコンを快適に使用するうえで重要な役割を担っています。
ここでは、エアコンフィルターの役割と、掃除することで得られるメリットを紹介します。
フィルターはホコリなどのゴミを防ぐ役割がある
エアコンのフィルターには、空気中のホコリやゴミをキャッチし、内部への侵入を防ぐ役割があります。
室内の空気には、ホコリやチリ、花粉、衣類の繊維、ペットの毛など、さまざまな細かいゴミが含まれています。エアコンは吸い込んだ空気を細かい網目状のフィルターに通すことで、こうしたゴミを取り除いているのです。
フィルターがなければ、ホコリなどがエアコン内部に入り込み、短期間でも汚れがたまりやすくなります。エアコンの内部が汚れると、本来の性能を発揮できないだけでなく、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。
フィルターを掃除するメリット
エアコンの性能を維持するために、フィルター掃除は欠かせません。
定期的にフィルターを掃除すると、エアコンを効率よく使えるなどのメリットがあります。
エアコン内部が汚れるスピードを緩やかにする
定期的にフィルターを掃除してキレイな状態を保つことで、エアコン内部に入り込むホコリの量を抑えられます。フィルターだけですべての汚れを防ぐことはできませんが、内部に汚れがたまるスピードを緩やかにすることは可能です。
エアコン内部にたまったホコリは、カビが繁殖する原因のひとつです。そのため、フィルターをキレイに保つことは、カビや嫌なニオイの予防にもつながるでしょう。
冷暖房の効きが悪くなるのを防げる
フィルターにホコリがたまって目詰まりすると、空気を十分に吸い込めなくなり、風量が低下します。その結果、冷暖房の効きが悪くなることがあります。
フィルターを掃除して空気の通り道を確保することで、冷暖房の効率低下を防ぎやすくなります。
設定温度を変えても部屋がなかなか冷えない、暖まらないと感じる場合は、まずフィルターの汚れを確認してみましょう。
余分な電力消費を抑えられる
フィルターの目詰まりは、エアコンの電力消費にも影響します。
エアコンは、室温を設定温度まで調整するときに多くの電力を使います。フィルターが目詰まりしていると冷暖房の効率が落ち、設定温度に達するまで時間がかかるため、その分だけ余計な電力が必要です。
さらに、部屋がなかなか冷えない、暖まらないからと設定温度を必要以上に上げ下げすると、電力消費が増える原因になります。
無駄な電力消費を抑えるためにも、フィルターを定期的に掃除し、空気の通り道を確保しておくことが大切です。
エアコンはフィルター掃除だけでなく、内部洗浄も必要

フィルターには、エアコン内部にホコリが入り込むのを防ぐ役割がありますが、完全に防げるわけではありません。
フィルターの網目より小さなゴミは少しずつエアコンの内部に侵入し、内部に汚れがたまっていきます。
また、お掃除機能付きエアコンも内部までは自動で掃除しない機種が多いため、定期的に内部洗浄を行う必要があります。
プロのエアコンクリーニングで内部を洗浄
フィルターを掃除しても嫌なニオイがする場合は、熱交換器や送風ファンなど、エアコン内部に汚れがたまっている可能性が高いです。エアコン内部にたまった汚れを効果的に取り除くには、パーツを分解して内部洗浄を行う必要があります。
ただし、自分で内部洗浄を行うと、思わぬ事故や故障の原因になることがあります。安全に内部を洗浄するには、専門業者に任せるのが安心です。
業者のエアコンクリーニングなら、専用の機材を使ってご家庭では掃除が難しいエアコン内部の汚れを取り除き、キレイな状態にしてくれます。
エアコンクリーニングのタイミング
エアコンクリーニングは、年1回程度を目安に行うとよいでしょう。
内部を定期的に洗浄することで、清潔な状態を長くキープできます。
また、次のような症状がある場合は、早めにエアコンクリーニングを検討してください。
- フィルターを掃除してもニオイが消えない
- 吹き出し口に黒い点々とした汚れがある
- エアコン内部にホコリやカビが見える
- エアコンを運転すると黒い汚れが落ちてくる
- 風量が弱い状態が続いている
- 長期間エアコンクリーニングをしていない
エアコンの内部は、自分で掃除するのが難しい部分が多いです。自分では落としきれないカビやホコリ、ニオイが気になる場合は、プロのエアコンクリーニングをご利用ください。
おそうじ本舗の「エアコンクリーニング(※)」でエアコン内部を徹底的に洗浄!
おそうじ本舗では、ウルトラファインバブル発生装置を搭載したエアコン専用の高圧洗浄機を使いエアコンクリーニングを行います。
おそうじ本舗のウルトラファインバブルエアコンクリーニングは、特許(※)を取得した特殊な洗浄液を使用しています。効率的に汚れを落とし、エアコン内部に付着したカビ・汚れ・雑菌を徹底的に洗浄します。
さらに、オプションの完全分解洗浄なら、洗浄の妨げになる部品を分解して取り外すので、パーツの奥に隠れていた汚れも落とすことが可能です。
分解することで、ホコリが付着しやすい送風ファンや、カビの温床になりやすいドレンパンもすみずみまでキレイに洗浄できます。
(※)汚れの状況により、完全に除去できない場合がございます。
(※)エアコン用洗浄原液、洗浄液及び洗浄方法(特許第7232958号)
まとめ|エアコンフィルターは定期的に掃除しよう
フィルターを定期的に掃除してキレイな状態を保つことで、エアコン本来の性能を維持しやすくなります。
掃除の基本は、フィルターの表側から掃除機をかけることです。汚れが落ちにくい場合は、裏側からシャワーをかけて水洗いし、十分に乾かしてから取り付けましょう。
掃除の頻度は、エアコンを毎日使う時期なら2週間に1回程度が目安です。使用頻度が少ない場合でも、月1回程度は汚れを確認してください。
フィルターを掃除してもニオイや冷暖房の効きが改善しないときは、内部にカビやホコリがたまっている可能性があります。自分で掃除するのが難しい内部の汚れは、プロのエアコンクリーニングでキレイにするのがオススメです。
室内を快適な温度に整えてくれるエアコンは、私たちの生活にとって欠かせない家電のひとつです。フィルター掃除とエアコンクリーニングを上手に取り入れ、エアコンを清潔な状態で使い続けましょう。
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この記事の監修者
ハウスクリーニング商品開発尾崎 真
おそうじ本舗の商品・サービス開発責任者を務め、国家資格であるハウスクリーニング技能士。 住まいのお掃除のコツや、暮らしに関するテクニックなど、お家で役立つ情報について満足していただける内容の改修を行っています。
おそうじ本舗 自分でできるお掃除術 監修者について

