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更新:2021年08月20日
自分ができる範囲でエアコンの掃除をしてみたい! そんな方のために、プロのノウハウを踏まえた、ご家庭で簡単にできるエアコンのお掃除方法をご紹介いたします。
エアコンをお掃除する際、ほとんどの方がフィルターをキレイにしていると思いますが、どのようにお掃除していますか? フィルターを取り外し、掃除機でホコリや汚れを吸い取っている方が多いのではないでしょうか。
この掃除方法は決して間違っているわけではありませんが、エアコンの仕組みとフィルターの特性を理解した上でお掃除すると、より効率的に汚れを落とすことができます。
エアコンクリーナー(スプレー)等は使わず、多くのご家庭に既にあるものでも、簡単にフィルター掃除ができます。
エアコンの本体カバーを外していきなりフィルターを外すと、その衝撃でホコリが落ち、床までお掃除しなくてはなりません。ホコリが舞い散るのを防ぐため、まずはフィルターがエアコンに付いている状態で、フィルターやその周辺に付いたホコリを掃除機で吸い取ります。
フィルターを外すときは、まずエアコンのパネルを開ける必要があります。ほとんどのエアコンは、正面から見て両サイドにパネルを上げるための凹みがあるので、両手でその凹みを掴んでゆっくりすくい上げるように開けてみましょう。
ポイントは左右の力を均等にすること。ある程度上まで上げると「カチッ」と引っかかり、手を放しても落ちてこなくなります。これでフィルターを外すことができます。エアコンのフィルターは薄いプラスチックでできているため、強い力を加えると歪んだり破れてしまうことがあるので注意しましょう。
取り出したフィルターには、ホコリがたくさん付着しています。ホコリの多くはフィルターの表側に付いていますので、表側から掃除機をかけましょう。裏側から掃除機で吸ってしまうと、ホコリがフィルターの目に詰まってしまいます。
掃除機で吸うだけでは、細かいホコリを完全には取れません。お掃除をする2回に1回は、掃除機で吸った後に浴室でシャワーをかけて水洗いしましょう。このとき、表面から水圧をかけると逆にホコリが詰まってしまいますので、掃除機とは逆に裏面からシャワーを当てましょう。水洗いで落ちない汚れが付いている場合は、台所の中性洗剤を水で薄め、柔らかいブラシを使って洗うと、フィルターを傷めずにお掃除できます。
フィルターを傷めないように乾いたキレイなタオルを2枚用意して、「ポンポン」と挟むように拭いていきます。濡れたまま戻すとカビの原因になってしまいますので、しっかりと拭きましょう。
エアコンの吹き出し口は、熱交換器を通った空気が出て来る最後の部分です。ここが汚れていては部屋中に汚れた空気を撒き散らすことになるので、手の届く範囲でキレイに拭き上げます。
吹き出し口とルーバーも、ご家庭にあるもので簡単にお掃除できます。
お掃除の最中に誤って電源を入れてしまうとケガや事故の原因となることがあるので、お掃除を始める前に必ずエアコン室内機の横にあるコンセントを抜いてから作業を始めましょう。
エアコンの吹き出し口にあるルーバーを手で回します。ルーバーは手で動かしてキチンと閉まらなくても電源を入れれば、自動で元の位置に戻ります。
吹き出し口には、風向きを上下左右にを変えるハネが付いています。この部分は手が届きにくいため、お掃除棒を使うのが便利でオススメです。作り方は非常に簡単。割り箸にキッチンペーパーを巻き付けて、輪ゴムで止めるだけで完成です。
完成させたお掃除棒をお湯に浸けてから固く絞り、風向きルーバーを手で回して開いて吹き出し口の中を拭いていきます。エアコン内部の奥にあるフィンを傷つけないように、注意しながら見える範囲を拭くようにしましょう。
手が届かない場合や自信が無い場合は、決して無理に作業せず、プロにエアコンクリーニングを依頼した方が確実です。届かなくて椅子に乗って作業する場合は、安全のために必ず誰か下についてもらいましょう。
吹き出し口はこの方法でキレイになりますが、カビが一番付いている箇所は、表から見えにくいエアコン内部です。細かな凹凸がたくさんあり、手の届かないところにカビがびっしり生えている場合もあります。
ファンのカビ・ホコリを全部取るには、安全に分解した後、業務用の高圧洗浄機が必要ですので、プロに任せましょう。
エアコン全体をビニールシートで養生して、部屋の中に水が飛び散らないようにします。
オリジナルで開発した除菌効果のある特殊な洗剤と専用の高圧洗浄機を使って内部を丸洗いします。さらに10リットル以上の水を使って丁寧にすすいでいきます。
キレイな状態を長持ちさせるために、最後は防カビ剤で仕上げます。
プロの洗浄でキレイになったエアコンのキレイな状態を保つ方法をご紹介いたします。
冷房を使い終わってすぐに電源を切ってしまうと、エアコンの中は結露水で濡れた状態になってしまいます。カビを防ぐには、中を乾燥させてから切ることが大切です。約1時間、送風運転を行ってエアコン内部を乾燥させると、カビ予防になり、悪臭を防ぐことができます。
エアコンは、部屋の空気を吸い込む性質があります。部屋自体のニオイやホコリを減らし、窓をこまめに開けて換気することがエアコンのニオイ防止に繋がります。
自分でエアコン掃除をする場合は、2週間に1回程度の頻度でエアコンのフィルターをお掃除しましょう。フィルターの汚れをこまめに取り除くことで、カビの繁殖を防ぐことができます。
今回ご紹介した方法でご家庭のエアコンをお掃除してみてはいかがでしょうか。エアコンは夏は冷房、冬は暖房と1年を通して何かと出番が多い家電です。定期的にお掃除することを心がけて、キレイな状態を保ちましょう!
おそうじ本舗のエアコンクリーニングは、卓越した技術力と専用機材を駆使してエアコンのニオイやカビ、汚れ、さらに雑菌まで徹底的に洗浄。防カビチタンコーティングやスチーム除菌、室外機クリーニングなど、オプションも豊富です。壁掛けタイプは、全メーカー・全機種のエアコンに対応!