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今年の夏は、店舗やオフィス、各企業が、例年以上に節電対策に取り組みました。しかし、これから冬の電力不足による節電に向けて、さらなる対策を講じる必要があります。お客様を気持ちよくお迎えするため、また従業員の作業効率を落とさないためにも業務用エアコンによる空調は必須です。そこで、すぐに実践できる節電方法をご紹介します!
「節電」といっても、エアコンを一切入れない、照明は真っ暗…なんて無理は禁物です。お店の場合は客足に影響をきたしますし、オフィスの場合は従業員の作業効率の悪化につながってしまいます。あくまで保健衛生上、安全・管理上適切な範囲で可能な節電方法を組み合わせることで、無理なく節電対策を行いましょう。
電気はためておく事ができないため、消費電力が最大電力供給量を超えると大規模停電が起きる危険性があります。逆に言えば、最大の需要時以外はそこまで神経質になる必要はありません。政府が示している最大需要時は7~9月の平日9:00~20:00です。
資源エネルギー庁の推計によると、平均的な飲食店とオフィスビルそれぞれの電力消費の内訳は下のグラフの通りです。飲食店の電力消費のうち97%が空調、照明、厨房機器によるもの。オフィスビルの場合は88%が空調、照明、OA機器によるものです。つまり、それぞれ消費している分野の節電対策を行うことが効果的です。
節電により、室温が高かったり、照明が暗かったりする場合は、ポスターで「しっかり節電に取り組んでいます」という姿勢を打ち出しましょう。こうしてお客様の共感を得ることで、諸所のトラブルも防げますし、お店・会社の好感度アップにもつながります。
節電をすれば電気代が下がります。また、勤務時間を短縮する場合は、これまで非効率だった仕事を見直す絶好のチャンスです。今回の局面をポジティブに受け止め、日本経済復興に向け力を合わせましょう!