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更新:2023年04月19日
室内でのウイルス・菌・カビ対策に換気を行っている人は多いと思いますが、エアコンが活躍する時期の換気はどのようにしていますか?
室内の換気はしたいけれど、エアコンの冷気や暖気が逃げてしまうのを避けるため、換気をしていないという人もいるかもしれません。
また、エアコンの内部が汚れていると、エアコンから吹き出す風にホコリや雑菌、カビなどが含まれている可能性もあるので、室内の空気を清潔に保つためにはエアコン内部の掃除も大切です。
そこで、エアコンを知り尽くしたプロが換気効率を高める方法とエアコン掃除のポイントをご紹介いたします。
そもそも、なぜ換気をする必要があるのでしょうか。
換気とは、室内の空気と室外の空気を入れ換えることで、空気中にある汚染物資を室外へ出したり、外の空気を取り込んで薄めたりすることです。換気が必要な理由は、主に3つあります。
人やペットが室内で生活していると、湿気や二酸化炭素が排出され、汚れた空気が滞留します。
また、室内の湿度が高いと、ダニやカビ、雑菌が繁殖しやすくなり、さらに結露も発生しやすくなってしまいます。
室内に溜まった湿気や二酸化炭素を外に逃がすには、換気が有効的な方法なのです。
部屋を閉め切っていると、室内にさまざまなニオイがこもってしまいます。換気をすることで、室内にこもった不快なニオイを外に出し、新鮮な空気と入れ替えることができるのです。
シックハウス症候群とは、建材から出る化学物質や室内空気汚染による健康被害のことです。室内の汚れた空気を換気により入れ替えることで、シックハウス症候群の予防にもつながります。
エアコンは、外気を取り入れて室内を冷やしたり暖めたりしていると思っている方がいるかもしれませんが、ほとんどは室内の空気を取り込んで循環させています。つまり、エアコンをつけるだけでは室内を換気したことにはなりません。
エアコンをつけている状態で咳やくしゃみをすると、その飛沫はエアコンに吸い込まれ、部屋の中に広がってしまう可能性があります。
さらに、エアコンがカビやホコリで汚れていた場合、それらも同様に広がって健康被害につながる可能性があります。
エアコンは構造上、どうしても内部でカビが発生しやすい状態になります。お掃除機能付きエアコンを使っていても、フィルターだけを掃除して内部は汚れたままという機種も多いのです。
快適な空気で暮らすためにも、換気やエアコンの掃除は定期的にしておきましょう。
エアコンをつけていても窓を開けるなどして換気をしたほうがよいのですが、夏に換気をすれば室内が暑くなり、冬は寒くなってしまいます。
また、換気のたびにエアコンの電源を入れたり消したりするのは面倒ですし、何より電気代がかかってしまうでしょう。
そこで、エアコン効率をできるだけ下げずに換気をする方法をご紹介します。
家電の中でも電気代がかかるエアコンは、起動時に一番電気代がかかると言われていますので、運転させたまま換気を行った方が省エネにもなりオススメです。
換気の頻度は、回数を増やすことがポイントです。2〜3時間に1回10分行うよりも1時間に2回程度、数分空気を入れ替えた方が効率的に換気できます。
窓は対角線上にある2箇所を開けておくと、自然な風の流れを生み出すことができます。
風の流れにより、新鮮な空気を取り入れて古い空気を排出しやすくなるため、換気効率も高まります。
空気の入り口となる窓は全開にせず、少しだけ開けておくことをオススメします。
なぜなら、空気は狭い所から広い所に移動すると、風の勢いが強くなるからです。入口を狭くしておくことで、新鮮な空気を効率よく取り入れやすくなります。
窓が一箇所しかない場合は、換気扇や扇風機を使うことで空気の流れを作ることができます。部屋に窓がないときや、雨の日などで窓を開けられないときは、部屋のドアを開けたり換気扇や扇風機、サーキュレーターなどを使ったりして、室内の空気を循環させることを心がけてください。
換気機能付きのエアコンを活用すれば、部屋の温度調整と換気を同時に行うことが可能です。
冷暖房を使わない時期でも、換気機能により換気ができるタイプもあるので、エアコン購入の予定がある方は換気機能付きのエアコンも検討してみてください。
換気扇の汚れを日頃から気にすることは少ないかもしれませんが、換気扇のファンやフィルターが汚れていると、モーターに負荷がかかり機能が低下して吸い込む力が弱くなります。
換気扇は、年に1~2回を目安に掃除しましょう。特に、キッチンの換気扇は油汚れが付きやすいため、重点的に掃除を行ってください。
換気に関して、その他の疑問点をご紹介します。
24時間換気システムは、定期的に室内の空気を入れ替えるシステムなので、家に設置されている場合はスイッチを切らないでください。外気を取り入れるための給気口が閉じていないか、家具などで給気口が塞がれていないか、確認しておくことをオススメします。
また、給気口や排気口のフィルターを定期的に清掃することで、キレイな空気を取り込みやすくなります。
空気清浄機は、空気中のホコリや汚れをキャッチして除去し、室内の空気をキレイにするのが役割です。室内の空気をキレイにして循環させているだけで、外気を取り入れているわけではないのです。
したがって、空気清浄機では換気はできません。
花粉シーズンは、換気を行うと室内に花粉が入り込む可能性があります。
気候や天候によって多少変わりますが、スギやヒノキなどの花粉は1日のなかで昼頃や日没前後の夕方がもっとも多く飛散すると言われています。
花粉症の方は、窓を開ける隙間は10センチ程度にして、花粉の飛散量が少ない早朝に換気を行いましょう。
また、花粉が入り込む窓辺や風の通りが悪い壁際に花粉は集まりやすいので、窓辺や壁際はこまめに掃除機をかけたり、タオルなどで水拭きしたりすることをオススメします。
空気清浄機を使う場合は、換気する窓の正面の壁側に設置すると効率よく花粉をキャッチできます。
花粉シーズンでも換気のタイミングや掃除を工夫して行い、上手に換気しましょう。
換気扇の併用は有効な方法ですが、汚れていると効果は落ちてしまいます。
換気扇の吸い込みが弱くなりエアコンの方が空気を強く吸い込むと、料理中の油煙なども一緒に吸って内部が油でベトベトになってしまう場合があります。
毎日料理しているとあっという間に汚れてしまう換気扇を、定期的にお掃除するのは非常に大変です。だからといって放置していると、汚れがこびりついて落とせなくなります。
そんなときには、ハウスクリーニングのプロに依頼するのも1つの方法です。プロならではの技術と機材を駆使して、こびり付いた油汚れも徹底的に洗浄することができます。
こまめな換気とエアコンと換気扇のお掃除で、快適に過ごしましょう。
エアコンの内部が汚れやすい原因は、主に2つあります。
エアコンは室内の空気を吸い込むので、室内にホコリが溜まっていたり汚れていたりすると、エアコンの内部も汚れやすくなります。
エアコンは使えば使うほど、内部には空気中のホコリや汚れ、料理中に発生する油を含んだ蒸気、ペットの毛などが溜まっていくのです。
カビが繁殖しやすい環境は、気温が20~30度、湿度が70~80%と言われています。
夏場に冷房や除湿運転をしているとき、エアコンの内部では結露が発生して高湿度になり、カビが繁殖しやすい環境になります。特に、気温と湿度が高くなる梅雨から夏にかけては、最もカビが繁殖しやすい時期です。
また、ホコリなどの汚れもカビのエサとなりますので、エアコンの内部はカビにとって好ましい環境が揃っているのです。
詳細はこちら:エアコンの構造・汚れる仕組みをわかりやすく紹介!エアコンクリーニングで出る黒い汚水の理由
キレイな状態のエアコンを維持するには、自分でエアコンのフィルターなどの掃除をする方法と、エアコンクリーニングを業者に依頼する方法があります。
2つの掃除を上手に組み合わせて、エアコンをキレイに保つことが望ましいのです。
フィルターの掃除は、自分で簡単に行うことができる最も基本的なエアコンの掃除です。
フィルターを外す前に、掃除機でフィルター周りのホコリを軽く吸っておいてください。掃除機をかけておかないと、フィルターを外したときに付着しているホコリが床に落ちてしまいます。
その後、フィルターを外して、フィルターの表側から掃除機でフィルターに付いているホコリを吸い取ります。裏側から掃除機をかけると、ホコリなどの汚れがフィルターの細かい網目に詰まり、汚れを落としにくくなるので注意してください。
掃除機をかけ終わったら、今度はフィルターの裏側からシャワーで水洗いします。フィルターの表側からシャワーをかけると、目詰まりするので裏側から洗います。やさしくブラシなどを使い、さらに細かいホコリや汚れを洗い流します。強くこすったり叩いたりするとフィルターが変形してしまうので、注意してください。裏面が終わったら、表側も同じように洗います。
水洗いが終わったら、水気をよく切って陰干し、またはタオルドライして乾かします。生乾きだとカビが繁殖しやすくなるので、しっかりと乾かしてください。
フィルターが乾いたら、エアコンに装着して掃除完了です。
その他、エアコン本体のカバーや風向きルーバーなど、エアコンの外側も拭き掃除をしてエアコンを常にキレイにしておきましょう。
詳細はこちら:家にあるものでエアコン掃除ができる!便利な掃除グッズの作り方もご紹介!
エアコンには内部の奥の汚れや頑固な汚れなど、フィルター掃除などの簡易な掃除だけでは取り除けない汚れがあります。
エアコン内部の汚れはパーツを分解して内部洗浄する必要がありますが、素人が行うと事故や故障の原因になるのでオススメできません。
エアコン内部の掃除は、業者に依頼した方が安全です。
業者にエアコンクリーニングを依頼すると、専用機材と高いスキルでエアコンをすみずみまでキレイにしてもらえます。
エアコンクリーニングの目安は年1回ですが、汚れやニオイが気になる場合は年2回エアコンクリーニングを行いましょう。
おそうじ本舗の完全分解洗浄は、洗浄の妨げになる部品を完全に取り外して、エアコンの隅々まで徹底的に洗浄します。
取り外した部品も1つずつ丁寧に掃除するから、カビの温床になりやすいドレンパンや送風ファンの汚れもしっかりと落とせます。
また、おそうじ本舗がエアコンクリーニングに採用した新技術のファインバブル洗浄でエアコンクリーニングを行えば、頑固な汚れも効率的に落としてキレイに仕上げます。
おそうじ本舗のエアコンクリーニングで、常にエアコンを清潔な状態にしましょう。
おそうじ本舗のエアコンクリーニングは、卓越した技術力と専用機材を駆使してエアコンのニオイやカビ、汚れ、さらに雑菌まで徹底的に分解洗浄。完全分解洗浄は、洗浄の妨げになる部品を完全に取り外してエアコンの隅々まで徹底的に洗浄します。
おそうじ本舗のエアコンクリーニングは、卓越した技術力と専用機材を駆使してエアコンのニオイやカビ、汚れ、さらに雑菌まで徹底的に分解洗浄。完全分解洗浄は、洗浄の妨げになる部品を完全に取り外してエアコンの隅々まで徹底的に洗浄します。